平成30年度 秋期 午前 問52
プロジェクトマネジメント
トレンドチャートの説明
システム開発の進捗管理などに用いられるトレンドチャートの説明はどれか。
- ア作業に関与する人と責任をマトリックスで示したもの
- イ作業日程の計画と実績を対比できるように帯状に示したもの
- ウ作業の進捗状況と予算の消費状況を関連付けて折れ線で示したもの
- エ作業の順序や相互関係をネットワーク図で示したもの
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✓ これが正解ウ作業の進捗状況と予算の消費状況を関連付けて折れ線で示したもの
解説
進捗と予算の消費を折れ線で並べる図です。
トレンドチャートがどの図かを選ぶ問いです。四つの肢はいずれも実在する別々の図ですから、図の形と、その図が追いかける量の数で切り分けます。トレンドチャートは横軸に時間を取り、縦軸には進み具合と予算の使い具合という二つの量を取って、折れ線で並べて描きます。読み方の要は、二本の線の開き具合です。なぜ二つを一緒に見るのかというと、片方だけでは判断を誤るからです。進み具合だけを見ていると、予定どおりに進んでいてもいくら使ったのかが分かりません。使った額だけを見ていると、予算どおりに収まっていてもどれだけ進んだのかが分かりません。いちばん危ないのは、お金は予定どおり使っているのに進み具合だけが遅れている状態で、同じ額で成果が少ないのですから、このまま行けば予算を超えます。だから二つは必ず対にして読みます。進捗管理でこの考えを指標の形にまとめたものが、出来高で管理するやり方です。見分けの軸は二つあります。図の形が折れ線かどうかということと、追いかける量が一つか二つかということです。四つの肢は形を表す言葉がそれぞれ違うので、そこを手掛かりにすると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア作業に関与する人と責任をマトリックスで示…:作業と人を行と列に置き、誰がどの役割を負うのかを記号で埋めた表で、責任分担表と呼ばれます。組織の中の受け持ちを一覧にするものであり、時間に沿って量の動きを追いかけるための図ではありません。
- イ作業日程の計画と実績を対比できるように帯…:日程の予定と実際を帯の長さで並べて見比べる図で、ガントチャートと呼ばれます。同じ進捗管理の図なので最も紛れますが、載っているのは日程だけで、お金の使い具合はどこにも描かれません。
- エ作業の順序や相互関係をネットワーク図で示…:作業の順序やつながりを矢印のネットワークで表した図で、アローダイアグラムと呼ばれます。どの作業が全体の期間を決めているのかを求めるための図であり、量が時とともにどう動いたかは読み取れません。
この問題の用語
- ガントチャート作業ごとに横棒を引き、予定と実績を並べて示す工程管理図表です。仕掛かり中の作業まで見えますが、作業どうしの順序関係は表しません。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52
同じ用語が出る問題
- 平成28年度 秋期 午前 問74:ガントチャートの説明(ガントチャート)
- 平成23年度 秋期 午前 問50:ガントチャートの特徴(ガントチャート)
- 平成23年度 特別 午前 問54:ガントチャートに関する問題(ガントチャート)
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