平成29年度 秋期 午前 問74
企業活動
デルファイ法の説明
予測手法の一つであるデルファイ法の説明はどれか。
- ア現状の指標の中に将来の動向を示す指標があることに着目して予測する。
- イ将来予測のためのモデル化した連立方程式を解いて予測する。
- ウ同時点における複数の観測データの統計比較分析によって将来を予測する。
- エ複数の専門家へのアンケートの繰返しによる回答の収束によって将来を予測する。
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✓ これが正解エ複数の専門家へのアンケートの繰返しによる回答の収束によって将来を予測する。
解説
デルファイ法だけが人に聞いて予測します。
設問は、予測手法の一つであるデルファイ法の説明を選ばせています。四つは、人に聞くか数で解くかという一本の線で割れますので、ほかの名前を知らなくても選び切れます。デルファイ法は、同じ問いを複数の専門家へ別々に出し、集まった回答の傾向を名前を伏せたまま各人へ返し、もう一度同じ問いを出す、という手順を何度か繰り返して、意見のばらつきを小さくしていく方法です。したがって、複数の専門家へのアンケートの繰返しによる回答の収束によって将来を予測するという記述が当てはまります。一つの部屋に集めないのは、声の大きい人や肩書に引きずられないようにするためです。使いどころは、過去のデータが無いことを見通したいときで、その代わり時間が掛かり、誰を選ぶかで結果が動くという弱さがあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア現状の指標の中に将来の動向を示す指標があ…:いま手に入る指標の中に、先の動きを示すものがあると見込んで予測する方法です。拠り所になるのは集めた数値であり、人の見立てを何度も問い直して寄せていく手順ではありません。
- イ将来予測のためのモデル化した連立方程式を…:予測のために組み立てた連立方程式を解いて答えを出す方法です。式に入れるのは過去から得た数値ですから、回答を返しては問い直すという往復とは成り立ちが違います。
- ウ同時点における複数の観測データの統計比較…:同じ時点で集めた複数の観測データを統計的に比べて先を読む方法です。時間を横に切って比べる計算であり、人へ問いを出して意見を収束させる手順は含まれていません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74
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