平成21年度 秋期 午前 問70
企業活動
デルファイ法の説明
デルファイ法を説明したものはどれか。
- ア会議の参加者に自由にアイディアを出させ,出されたアイディアに批判や評価を加えないようにする。
- イ将来にわたる意思決定の各段階を樹木構造で示した図に基づいて,最適な意思決定の経路を求める。
- ウ専門家にアンケートを何度か繰り返し,その結果をフィードバックして意見を収束させる。
- エ予測項目間の影響を定量化してマトリックスを使って示し,予測項目間の波及効果をシミュレーションして定量的に示す。
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✓ これが正解ウ専門家にアンケートを何度か繰り返し,その結果をフィードバックして意見を収束させる。
解説
専門家に何度か問い直して、意見を集約していく手続きです。
デルファイ法は、将来の見通しをつくるときに、専門家の判断を束ねるための手続きです。特徴は二つあります。一つは、参加者どうしを直接話し合わせずに、独立にアンケートで答えてもらうこと。もう一つは、回答をまとめて全員に返し、そのうえで同じ問いをもう一度、回数を重ねて答え直してもらうことです。会議の場での声の大きさや、その場の空気による偏りを避けながら、専門家それぞれの見立てを、意見の集約という一点へ向けて絞り込んでいく、というのが、この方法の勘どころにあたります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア会議の参加者に自由にアイディアを出させ,…:会議の参加者に自由にアイディアを出させ、出されたアイディアに批判や評価を加えないようにすると述べています。これはブレーンストーミングの手続きで、案の発散を狙う場の話であり、意見の集約を狙う手続きとは向きが逆です。
- イ将来にわたる意思決定の各段階を樹木構造で…:将来にわたる意思決定の各段階を樹木構造で示した図に基づいて、最適な意思決定の経路を求めると述べています。これは決定木と呼ばれる、選択肢の枝分かれを絵で追いながら経路を選ぶ手続きで、専門家の判断を束ねるものではありません。
- エ予測項目間の影響を定量化してマトリックス…:予測項目間の影響を定量化してマトリックスを使って示し、予測項目間の波及効果をシミュレーションして定量的に示すと述べています。これはクロスインパクト分析と呼ばれる、項目どうしの影響を数値で扱う手続きで、専門家の意見の集約の手続きとは別物です。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問70
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