平成27年度 秋期 午前 問67
経営戦略
垂直統合に該当するもの
多角化戦略のうち,M&A による垂直統合に該当するものはどれか。
- ア銀行による保険会社の買収・合併
- イ自動車メーカによる軽自動車メーカの買収・合併
- ウ製鉄メーカによる鉄鋼石採掘会社の買収・合併
- エ電機メーカによる不動産会社の買収・合併
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✓ これが正解ウ製鉄メーカによる鉄鋼石採掘会社の買収・合併
解説
同じ製品の川上か川下を取り込む形です。
紙に、原材料から製造、加工、販売までの流れを一本だけ書いてみると、この型は必ず切れます。垂直統合とは、同じ製品の流れの上や下をつかむことです。正解は、製鉄メーカによる鉄鋼石採掘会社の買収と合併です。鉄は採掘から始まり、製鉄を経て加工され、売られていきます。製鉄する側が採掘する側を取り込めば、自分より川上を手に入れたことになります。狙いは原材料を安定して確保することと、仕入価格の上下を自社の中に抱え込むことです。逆に販売網を買えば川下側へ伸びたことになり、これも垂直統合です。多角化の中でこの型を見分けるには、縦に伸びたか横に伸びたかだけを見ます。工程の上下へ伸びれば縦、同じ工程の隣へ伸びれば横です。肢の「鉄鋼石」は、正しくは鉄鉱石のことです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア銀行による保険会社の買収・合併:銀行と保険会社はどちらも金融ですが、一方の産物をもう一方が仕入れるという関係にはありません。同じ流れの上下ではなく、隣り合う分野へ広げた形にとどまります。
- イ自動車メーカによる軽自動車メーカの買収・…:どちらも自動車を作る側なので、流れの同じ段に並んでいます。規模を大きくして占有率を伸ばす狙いの組み合わせであり、縦ではなく横へ伸びた形にあたります。
- エ電機メーカによる不動産会社の買収・合併:電機と不動産のあいだには、原材料から販売へ至る一本の流れのつながりがありません。関連の薄い分野へ手を広げた形で、上下の関係を問う本問には当てはまりません。
出典:平成27年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67
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