平成26年度 春期 午前 問30
データベース
トランザクションに関する問題
トランザクションの原子性(atomicity)の説明として,適切なものはどれか。
- アデータの物理的格納場所やアプリケーションプログラムの実行場所を意識することなくトランザクション処理が行える。
- イトランザクションが終了したときの状態は,処理済みか未処理のどちらかしかない。
- ウトランザクション処理においてデータベースの一貫性が保てる。
- エ複数のトランザクションを同時に処理した場合でも,個々の処理結果は正しい。
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✓ これが正解イトランザクションが終了したときの状態は,処理済みか未処理のどちらかしかない。
解説
全部やるか何もやらないか、の二つしか残しません。
設問は、トランザクションの原子性の説明を選ばせています。この設問の厄介なところは、四つの記述がどれも正しいことを述べている点です。誤りを探す読み方では絞り込めません。ですから、記述を読む前に ACID 特性の四語について自分で一行ずつ説明を書き出し、それから照らし合わせるのが確実です。原子性という言葉は、これ以上分けられないものという意味の語から来ており、途中まで済んだ状態を残さない性質を指します。口座の振替でいえば、引き落としだけが済んで入金が済んでいない、という中途半端な形を作らないという約束です。ですから処理が終わった時点で見えるのは、済んだ状態か、まったく手が付いていない状態かの二つだけになります。これに当たる記述が正解です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ウトランザクション処理においてデータベース…:処理の前後で決めごとが崩れないという一貫性の説明で、別の一語に当たります。残高が負にならないといった条件を保つ話であり、途中で止まったときに何が残るかには触れていません。
- エ複数のトランザクションを同時に処理した場…:同時に走らせても個々の結果が正しいという隔離性の説明です。一つずつ順に流したときと同じ結果になることを求めるもので、分けられるかどうかという観点とは別になります。
- アデータの物理的格納場所やアプリケーション…:格納する場所や実行する場所を意識せずに処理できるという説明で、分散データベースの透過性を述べたものです。取り上げている観点がそもそも別の分野になっています。
この問題の用語
- トランザクションデータベースへの一連の処理をひとまとめにした単位のこと。途中で失敗すると開始前の状態へ戻され、中途半端な更新が残りません。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問30
同じ用語が出る問題
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