平成23年度 特別 午前 問80
法務
非可逆圧縮に関する問題
圧縮された情報を伸張しても,完全には元の情報を復元できない場合がある圧縮方式はどれか。
- アGIF
- イJPEG
- ウMH
- エMR
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✓ これが正解イJPEG
解説
完全には戻らない方式は非可逆圧縮です。
設問は、伸張しても完全には元へ戻らない場合がある方式を求めています。言い換えれば、非可逆圧縮はどれか、という問いです。四つのうち非可逆なものは一つだけで、残る三つはすべて可逆圧縮です。二種類の圧縮は、名前で覚えるよりも、何を捨てるかで覚えてください。可逆圧縮は一ビットも捨てませんので、伸張すれば元とまったく同じものが戻ります。文書やプログラム、図面のように、一字たりとも違ってはいけないものに使います。非可逆圧縮は、人が気づきにくい情報をあらかじめ捨てて小さくしますから、元には戻りません。写真や音声、動画のように、多少崩れても用が足りるものに使います。正解の肢はJPEGです。写真のための方式で、人の目が明るさの変化には敏感で、色の細かい変化には鈍いという性質を利用し、細かい成分を粗く記録して捨てます。ですから保存し直すたびに少しずつ劣化していきます。なお、この方式には規格のうえで元どおりに戻せるはたらきも用意されているのですが、設問は復元できない場合がある、という言い方をしています。この言い回しがそのままこの方式を指していますので、設問の語をよく見てください。方式の名前を覚えるときは、可逆か非可逆かを必ず対にして覚えると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アGIF:辞書を使って同じ並びを番号に置き換える仕組みで縮めますので、番号をたどれば元へ戻せます。扱える色数が限られているため写真を保存すると荒れますが、それは保存する前に色を減らした結果であって、圧縮で失われたのではありません。
- ウMH:白と黒の二つだけで送る通信のための方式で、一行の中で同じ色が続く長さを符号に置き換えます。送るのは文書ですから一ドットも欠けては困り、伸張すれば元どおりになります。
- エMR:こちらも白黒の通信のための方式ですが、前の行との差も使ってさらに縮める点が違います。仕組みは凝っていても捨てている情報はありませんので、伸張すれば元の並びがそのまま戻ります。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問80
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