平成22年度 春期 午前 問46
開発技術
プロセス制御などの事象駆動(イベントドリブン)による処理の仕様を表現する方法として,適切なものはどれか。
- アDFD
- イE-R 図
- ウクラス図
- エ状態遷移図
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✓ これが正解エ状態遷移図
解説
状態と事象の移り変わりを描けるのは状態遷移図です。
事象駆動とは、外から出来事が起きたときに処理が動く造りのことです。同じ出来事を受け取っても、いまどの状態にいるかによって結果が変わるのが、この造りの特徴です。ですから仕様を書き表すには、いまどの状態にあり、どの出来事が来たら次はどの状態へ移るのか、を図の中に置けなければなりません。つまり状態と事象の両方が住める図が必要です。状態遷移図は、丸で状態を表し、矢印で事象を表し、矢印の脇に条件や動作を書き添えます。求められている内容をそのまま描けるので、これが当てはまります。同じ内容を表の形にしたものが状態遷移表で、装置の制御のほか、通信の手順や画面の移り変わりを表すときにも使われます。設計に使う図法は、何があるかという構造を描くもの、データがどこへ流れるかを描くもの、時間や事象による変化を描くもの、の三つに分けて持っておくと迷いません。設問に事象や状態という語が出たら、答えは三つ目の箱に限られます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アDFD:データがどこから来て、どう加工され、どこへ溜まるかを描く DFD です。設問にあるプロセス制御という語につられやすいのですが、この図でいうプロセスはデータを加工する処理を指します。
- イE-R 図:実体とその間の関連を描いて、データの構造を整理する図です。何をどう保持するかは読み取れますが、時間の中で振る舞いがどう変わるかを表す仕組みを持っていません。
- ウクラス図:クラスとその属性や操作、クラス同士の関係を描く静的な構造の図です。どんな操作を持つかは並びますが、どの順で呼ばれ、どこへ移るのかまでは描きません。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問46
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