平成22年度 秋期 午前 問50
プロジェクトマネジメント
ワークパッケージに関する記述
WBS の構成要素であるワークパッケージに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アワークパッケージは,OBS のチームに,担当する人員を割り当てたものである。
- イワークパッケージは,関連のある要素成果物をまとめたものである。
- ウワークパッケージは,更にアクティビティに分解される。
- エワークパッケージは,一つ上位の要素成果物と 1 対 1 に対応する。
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✓ これが正解ウワークパッケージは,更にアクティビティに分解される。
解説
さらにアクティビティへ分けられます。
WBS は、作るべき成果物を上から順に細かく分けていった階層の図です。分けていって、見積りと管理ができる大きさまで来たらそこで止めます。その最下層に並ぶ箱がワークパッケージです。判定の軸は、その記述が分解の向きと、どこで別の分解へ切り替わるかを正しく捉えているかという一点になります。正解は、ワークパッケージは更にアクティビティに分解されるという記述です。WBS としてはそこが底ですが、日程を組む段になると、設計する、試験するといった実際の作業へ割り直します。つまり分解が終わるのではなく、目的の違う分解へ切り替わるのです。成果物を分けるのが WBS、日程を組む単位がアクティビティ、という二段構えで覚えると迷いません。ワークパッケージの大きさの目安は、担当を一人か一組に決められること、工数と期間を見積もれること、終わったかどうかを客観的に判定できることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アワークパッケージは,OBS のチームに,…:組織の側を分けた図と混ざっています。誰がどの箱を受け持つかは、作業の箱と組織の箱を突き合わせて別に決めるものであって、箱そのものが人の割当てを意味するわけではありません。
- イワークパッケージは,関連のある要素成果物…:向きが逆を向いています。上から下へ小さく分けていく構造なので、下にある箱は上にある箱より必ず細かくなります。関連するものを束ねたという表現は、むしろ上の階層の箱を言い表しています。
- エワークパッケージは,一つ上位の要素成果物…:一つ上の箱と数が一対一で対応するなら、分けたことになりません。上の箱はふつう複数の箱へ割れるからこそ、見積りと管理ができる大きさまで下りていけます。
この問題の用語
- WBS作業を階層的に細かく分けて、管理できる大きさにまとめた図です。順序関係を表す図ではなく、やることの範囲を漏れなく並べます。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問51:スコープに関する問題(WBS)
- 令和6年度 秋期 午前 問52:WBSの最下位のレベルの作業(WBS)
- 令和5年度 秋期 午前 問51(WBS)
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