平成21年度 秋期 午前 問26
ヒューマンインタフェース
ユーザビリティに関する問題
ある業務用に開発した入力画面で,多くの利用者が誤操作していることが分かった。初めに実施する対策として適切なものはどれか。
- ア誤操作した利用者の操作記録をとり,インタビューして問題点を解析する。
- イ誤操作は慣れていないために起きることなので,利用者の習熟度を調べる。
- ウ入力画面を設計した人にインタビューして,問題点を明らかにする。
- エプログラム設計書を調査して,設計に操作上の無理がないか分析する。
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✓ これが正解ア誤操作した利用者の操作記録をとり,インタビューして問題点を解析する。
解説
使っている当事者の動きと声から集めます。
画面の作りに何かの問題があると分かってきたとき、その原因は、作る側の思い込みでは当てられません。実際に画面を触っている利用者の手元で起きていることと、その利用者が何に迷ったのかという声、この二つが調べの土台になります。集めた記録と声を並べてはじめて、押し違えている場所、意味を取り違えている案内、といった具体的な問題点が浮かび上がります。最初に取るべき手だては、直しの案を立てる前に、この土台をまず作ることに置かれます。設問は、この順序に沿った、ユーザビリティを高めるための最初の一手はどれか、を問うています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ誤操作は慣れていないために起きることなの…:慣れていないから誤るのだ、と決めつけて、利用者の習熟度を調べに行くと述べています。原因を当事者側に押しつける前提での調べで、画面の作りに原因があった場合に問題を見落とします。
- ウ入力画面を設計した人にインタビューして,…:画面を設計した人にインタビューして問題点を明らかにすると述べています。設計者は、利用者の手元で何が起きているかを見ていないので、この場面の初手として選べる調べ方ではありません。
- エプログラム設計書を調査して,設計に操作上…:プログラムの設計書を読んで、設計に無理がないかを分析すると述べています。設計書に載っていない、書式の見せ方や案内の言い回しといった要因を拾えず、初手として置く調べ方ではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問26
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