平成27年度 春期 午前 問24
ヒューマンインタフェース
アクセシビリティに関する問題
Web ページの設計の例のうち,アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
- ア音声を利用者に確実に聞かせるために,Web ページの表示時に音声を自動的に再生する。
- イ体裁の良いレイアウトにするために,表組みを用いる。
- ウ入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
- エハイパリンク先の内容が推測できるように,ハイパリンク画像の alt 属性にリンク先の URL を付記する。
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✓ これが正解ウ入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
解説
色に頼らず、文字でも同じことを伝えます。
設問は、アクセシビリティを高める観点から見て最も適切なWebページの設計を選ばせています。アクセシビリティとは、受け取り方が人によって違っても同じ情報が届くようにすることです。ですから見るのは、その設計が色や音や並びといった一つの手段だけに頼っていないかという点だけです。入力が必須である項目を色で目立たせたうえで、項目名の隣に必須であると文字でも書き添える設計が当てはまります。色は、色覚に特性のある人にとっても、白黒で印刷したときにも、日差しの強い場所の画面でも消えてしまうことがあります。そこに文字を重ねておけば、色が届かなくても意味は残ります。これが、色だけに頼らないという原則そのものです。この設計は色をやめよと言っているのではなく、色は残したまま伝える経路をもう一本足している点が要です。迷ったときは、その手段を使えない人を一人思い浮かべて、それでも情報が届くかどうかを確かめます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア音声を利用者に確実に聞かせるために,We…:ページを開いた途端に音が流れると、読み上げソフトを使っている人は自分の読み上げと重なって、どちらも聞き取れなくなります。止め方の分からない人には逃げ場がなく、確実に聞かせるという狙いが押しつけに変わります。
- イ体裁の良いレイアウトにするために,表組み…:行と列に意味があるという約束の道具を、見た目を整えるためだけに使う設計です。読み上げが並んだ順のとおりに読んでしまい、文章の筋が通らなくなります。体裁は書式の側で整えるのが筋です。
- エハイパリンク先の内容が推測できるように,…:ハイパリンクの画像に添える代替のテキストに必要なのは、リンク先に何があるかであって、そのありかではありません。記号の連なりを読み上げても中身は伝わらず、内容を推測できるようにという狙いと逆を向きます。
この問題の用語
- URLインターネット上の場所を表す住所の文字列です。指したページがサーバに無いときは、404という番号のエラーが返ります。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問24
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問41:cookieに関する問題(URL)
- 令和6年度 春期 午前 問37:DNSSECで実現できること(URL)
- 令和5年度 春期 午前 問26(URL)
- 令和4年度 秋期 午前 問35:ポート番号に関する問題(URL)
- 令和3年度 秋期 午前 問44:オープンリダイレクトに関する問題(URL)
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