令和4年度 北海道 午後 問46
医薬品の適正使用・安全対策
シロップ剤に関する問題
次の記述は、医薬品の保管及び取扱い上の注意に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品は、適切な保管がなされないと化学変化や雑菌の繁殖等を生じることがあるが、シロップ剤は特に変質しにくいため、開封後も冷蔵庫内での保管は不要とされている。
b 乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、小児の手の届かないところに保管することが適当である。
c カプセル剤は、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがないため、冷蔵庫内での保管が適当である。
d 医薬品として適切な品質が保持できなくなるおそれがあるため、医薬品を他の容器に移し替えることは不適当である。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解3(b、d)
解説
bとdが正しい。シロップ剤は開封後冷蔵が望ましく、カプセル剤は冷蔵不適
医薬品の保管と取扱いの注意は、手引き第5章の添付文書の読み方(保管及び取扱い上の注意)の項で判断します。冷蔵庫での保管が向く剤形と向かない剤形の区別がポイントです。
aは誤りです。医薬品は適切に保管しないと化学変化や雑菌の繁殖が起こることがあり、特にシロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されるのが望ましいとされています。特に変質しにくいから冷蔵不要とする記述は逆です。bは正しい記述です。乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、小児の手の届かないところに保管することが適当です。cは誤りです。錠剤、カプセル剤、散剤などは、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当とされています。dは正しい記述で、医薬品を他の容器に移し替えると、誤用の原因になったり、適切な品質が保持できなくなったりするおそれがあるため、不適当です。
したがって、bとdを選ぶ組み合わせが正解です。液体のシロップ剤は冷蔵、固形の錠剤やカプセル剤は冷蔵しない、と形の違いで覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):bは正しいものの、aは誤りです。シロップ剤は傷みやすいため、開封した後は冷蔵庫に入れておくほうが望ましいとされています。
- 2(a、c):aとcはどちらも誤りです。シロップ剤は開封後の冷蔵が望ましく、カプセル剤は出し入れの温度差で湿気を帯びるおそれがあるので冷蔵庫に入れないのが適当です。
- 4(c、d):dは正しいものの、cは誤りです。カプセル剤を冷蔵庫から出すと、室温との差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵保管は勧められていません。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問46(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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