令和3年度 北海道 午前 問23
主な医薬品とその作用
アスピリンに関する問題
以下の解熱鎮痛成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
アスピリン、サザピリン等を総称して( a )解熱鎮痛成分という。アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすく、アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もある。
アスピリンは、まれに重篤な副作用として( b )を生じることがある。
- 1a=ピリン系 b=甲状腺機能低下症
- 2a=サリチル酸系 b=甲状腺機能低下症
- 3a=ピリン系 b=肝機能障害
- 4a=サリチル酸系 b=肝機能障害
- 5a=ピリン系 b=血栓症
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✓ これが正解4a=サリチル酸系 b=肝機能障害
解説
aはサリチル酸系、bは肝機能障害
手引き第3章の解熱鎮痛薬の節で判断します。解熱鎮痛成分の分類と、アスピリンの重篤な副作用が要点です。
aには、サリチル酸系が入ります。アスピリン(アセチルサリチル酸)、サザピリン、エテンザミドなどはサリチル酸系解熱鎮痛成分と総称されます。名前にピリンと付いていても、アスピリンやサザピリンはピリン系ではありません。一般用医薬品で用いられるピリン系の解熱鎮痛成分はイソプロピルアンチピリンです。
bには、肝機能障害が入ります。アスピリンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。甲状腺機能低下症はアスピリンの重篤な副作用として挙げられているものではありません。血栓症も当てはまらず、アスピリンはむしろ血液を凝固しにくくさせる作用をもちます。
したがってa=サリチル酸系、b=肝機能障害の組み合わせが正解です。アスピリンはピリンと付くがサリチル酸系、ピリン系はイソプロピルアンチピリンだけ、と覚えておくとひっかけに迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1a=ピリン系 b=甲状腺機能低下症:空欄の両方が違います。名前にピリンが付くことにつられた選び方ですが、ピリン系として一般用医薬品にあるのはイソプロピルアンチピリンだけです。また甲状腺の働きの低下はアスピリンの重い副作用として挙げられていません。
- 2a=サリチル酸系 b=甲状腺機能低下症:aのサリチル酸系は合っていますが、bが違います。アスピリンのまれな重篤な副作用として挙げられるのは肝機能障害で、甲状腺機能低下症ではありません。
- 3a=ピリン系 b=肝機能障害:bの肝機能障害は合っていますが、aが違います。アスピリンとサザピリンは名前にピリンと付きますがサリチル酸系解熱鎮痛成分で、ピリン系ではありません。
- 5a=ピリン系 b=血栓症:aもbも違います。アスピリン類はサリチル酸系で、アスピリンは血液を固まりにくくする作用をもつため、重篤な副作用として血栓症を生じるという説明は当たりません。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問23(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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