令和6年度 春期 午前Ⅱ 問16
エンジニアリングシステム
操業度の説明
生産性指標のうち,操業度を説明したものはどれか。
- ア工場全体の設備能力の利用度合いを,標準生産量に対する実際生産量の割合で表す。
- イ個人若しくはグループ,又は一つの機械若しくは一群の機械について,総実働時間に対する有効作業時間(直接作業時間)の割合で表す。
- ウ作業者一人一人の能率のことであり,計画工数に対する正味実績工数の割合で表す。
- エ従業員一人当たりの生産額(生産量)で表す。
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✓ これが正解ア工場全体の設備能力の利用度合いを,標準生産量に対する実際生産量の割合で表す。
解説
工場全体の設備能力の利用度合いを、標準に対する実績で表します。
生産性指標にはいくつかの種類があり、見分ける軸は、何を基準に何の割合を見ているかです。操業度は、工場全体の設備能力をどの程度使っているかを表す指標で、標準生産量、つまり設備の能力から見て通常見込まれる生産量に対して、実際にどれだけ生産したかの割合で表します。操業度が低いときは、設備の能力を十分に使い切れていないことを意味します。設問の他の説明は、人や機械の時間の使われ方、作業者一人一人の能率、従業員一人当たりの生産額を表すもので、いずれも工場全体の設備能力の利用度合いではありません。工場全体の設備を主語にして、標準に対する実際の生産量を見るのが操業度と覚えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ個人若しくはグループ,又は一つの機械若し…:総実働時間に対する有効作業時間の割合は、人や機械が働いている時間のうち、実際に価値を生む作業にどれだけ使ったかを表すものです。時間の使われ方を見る指標であり、工場全体の設備能力の利用度合いではありません。
- ウ作業者一人一人の能率のことであり,計画工…:計画工数に対する正味実績工数の割合は、作業者一人一人がどれだけ能率よく作業したかを表す指標です。個人の作業能率を見るものであり、工場全体の設備がどれだけ使われているかとは対象が違います。
- エ従業員一人当たりの生産額(生産量)で表す…:従業員一人当たりの生産額や生産量は、労働の投入に対してどれだけの成果を上げたかを表す、労働生産性の指標です。人を単位とした指標であり、設備能力の利用度合いを表すものではありません。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16
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