令和6年度 春期 午前Ⅱ 問11
マーケティング
基本製品に関する問題
コトラーによれば,顧客価値ヒエラルキーとして五つの製品レベルを分類したときに,表中の[a]に該当するものはどれか。
| 製品レベル | 各レベルの説明 | |
|---|---|---|
| 基本レベル | [a] | 顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィット |
| 第2レベル | 基本製品 | 具体的サービスやベネフィット |
| 第3レベル | 期待製品 | 顧客の期待するサービスやベネフィット |
| 第4レベル | 膨張製品 | 顧客の期待を上回るサービスやベネフィット |
| 第5レベル | 潜在製品 | 顧客を満足させ,自社の提供物を特徴づける常に新しい方法を模索するサービスやベネフィット |
- アイノベーション
- イ既存製品
- ウ試作品
- エ中核ベネフィット
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✓ これが正解エ中核ベネフィット
解説
基本レベルは顧客が実質的に得る便益、中核ベネフィットです。
コトラーの顧客価値ヒエラルキーは、製品を、顧客にとっての価値の深さに応じて五つの層に分けて捉える考え方です。表の第2レベル以降には、基本製品、期待製品、膨張製品、潜在製品が並んでおり、空欄は最も土台となる基本レベルにあたります。基本レベルの説明は、顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィットです。これは、顧客がその製品を通じて本当に得たいもの、つまり製品の中核にある便益を指しており、中核ベネフィットがあてはまります。例えばホテルであれば休息や睡眠がこれにあたり、その上にベッドや浴室を備えた部屋という基本製品が乗ります。各レベルの名前と説明を、内側の便益から外側の付加価値へ広がる順で押さえると見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アイノベーション:イノベーションは、新しい技術や仕組みによって新たな価値を生み出す変革を指す語で、製品の層の名前ではありません。顧客が実質的に手にする基本的な便益という、表の基本レベルの説明とも合いません。
- イ既存製品:既存製品は、すでに市場に出ている製品という意味の語で、顧客価値ヒエラルキーの段階の名前ではありません。表では具体的な製品の形は第2レベルの基本製品が担っており、土台の便益を表す空欄には入りません。
- ウ試作品:試作品は、製品化の前に機能や形を確かめるために作るものを指し、顧客が受け取る価値の層を表す語ではありません。基本的なサービスや便益という、空欄の説明とは指している対象が違います。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問11
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