令和4年度 春期 午前Ⅱ 問17
ビジネスシステム
サイバーフィジカルシステムの問題
インダストリー4.0の重要な概念であるサイバーフィジカルシステム(CPS)の説明はどれか。
- ア1台のサーバの中に複数の仮想マシンを作り,それぞれに別々の基本ソフトを入れて,あたかも複数台のサーバがあるかのように動作させるシステム
- イサイバー攻撃に備えて,情報の漏えい・滅失・棄損の防止など必要な措置を講じ,制御ネットワークに接続された機器を安全に維持管理するシステム
- ウ実世界と関係のない架空のストーリーを基に,コンピュータグラフィックスを用いて,コンピュータゲームを開発するためのシステム
- エ実世界にある多様なデータをセンサなどで収集し,仮想空間でシミュレーション技術などを用いて解析し,得られた情報を基に実世界の問題解決を図るシステム
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✓ これが正解エ実世界にある多様なデータをセンサなどで収集し,仮想空間でシミュレーション技術などを用いて解析し,得られた情報を基に実世界の問題解決を図るシステム
解説
実世界のデータを仮想空間で解析し、実世界の課題解決に戻す仕組みです。
サイバーフィジカルシステム(CPS)は、実世界(フィジカル空間)と仮想空間(サイバー空間)を結び付けるシステムです。見分ける軸は、実世界と仮想空間の間をデータが行き来しているかどうかです。正解の記述は、実世界の多様なデータをセンサなどで集め、仮想空間でシミュレーション技術などを使って解析し、得られた情報で実世界の問題を解決するとしており、実世界から仮想空間へ、仮想空間から実世界へという循環がそろっています。工場の設備の稼働データを集めて解析し、故障の予兆をつかんで保守に生かす、といった使い方がその例です。集める、解析する、実世界に返す、の三つの動きがそろっているかで判断すると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア1台のサーバの中に複数の仮想マシンを作り…:1台のサーバの中に複数の仮想マシンを作り、複数台のサーバがあるように動かす仕組みは、サーバの仮想化の説明です。コンピュータの中だけで完結しており、実世界のデータを集めて実世界に返す循環がありません。
- イサイバー攻撃に備えて,情報の漏えい・滅失…:サイバー攻撃に備えて情報の漏えいや滅失などを防ぎ、制御ネットワークにつながる機器を安全に管理する仕組みは、制御システムのセキュリティ対策の説明です。実世界の課題を解析して解決する仕組みそのものではありません。
- ウ実世界と関係のない架空のストーリーを基に…:実世界と関係のない架空のストーリーをもとに、コンピュータグラフィックスでゲームを開発するシステムです。仮想空間の中だけで完結し、実世界のデータを取り込んで実世界の問題を解決するという要素がありません。
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問17
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