令和7年度 春期 午前Ⅱ 問15
ビジネスシステム
エネルギーレビューに関する問題
エネルギーマネジメントシステムの導入では,エネルギーパフォーマンスの評価と改善を行うエネルギーレビューのプロセスが重要な管理のポイントとなる。生産工場におけるエネルギーレビューのプロセスを“エネルギーの使用及び使用量データの分析”,“著しいエネルギーの使用の特定と特性の把握”,“エネルギーパフォーマンス改善の機会と優先度の決定”,及び“将来のエネルギーの使用及びエネルギー使用量の予測”の四つの活動内容に分類した場合,“著しいエネルギーの使用の特定と特性の把握”に該当するものはどれか。
- ア生産施設,生産設備,生産プロセスなどの操業条件のうち,エネルギー使用量への影響が大きい要素や関連する要素を明らかにする。
- イ製造プロセス省エネ化技術,省エネ化システム・加工技術,省エネプロダクト加速化技術などの,導入の優先度を決定する。
- ウ設備単位又は設備群単位,作業工程単位によるきめ細かいエネルギー使用量を収集する。
- エ月々の電気料金請求書,契約使用量超過請求書,計測メーターの読取数値などのデータを基にエネルギー分析を行う。
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✓ これが正解ア生産施設,生産設備,生産プロセスなどの操業条件のうち,エネルギー使用量への影響が大きい要素や関連する要素を明らかにする。
解説
使用量への影響が大きい操業条件の要素を明らかにする活動です。
見分ける軸は、四つの活動内容が、データの分析、著しい使用の特定、改善の優先度の決定、将来の予測という段階のどれにあたるかです。著しいエネルギーの使用の特定と特性の把握は、集めたデータの分析をもとに、エネルギーを多く使っている設備やプロセスを見つけ、その使用量に何が影響しているかを明らかにする活動です。生産施設や生産設備、生産プロセスなどの操業条件のうち、エネルギー使用量への影響が大きい要素や関連する要素を明らかにするという記述は、使用量の大きいところとその変動の要因を把握する内容であり、この活動にあたります。データを集めて分析し、大きな使用を特定し、改善の優先度を決め、将来を予測するという流れの中に位置付けると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ製造プロセス省エネ化技術,省エネ化システ…:省エネ化の技術やシステムなどの導入の優先度を決めるのは、エネルギーパフォーマンス改善の機会と優先度の決定にあたる活動です。著しい使用を特定した後に、どの改善策から手を付けるかを決める段階の内容です。
- ウ設備単位又は設備群単位,作業工程単位によ…:設備単位や作業工程単位で、きめ細かくエネルギー使用量を集めるのは、エネルギーの使用及び使用量データの分析を支える活動です。データを集める段階の内容であり、影響の大きい要素を明らかにする段階ではありません。
- エ月々の電気料金請求書,契約使用量超過請求…:電気料金の請求書や計測メーターの読取値などをもとにエネルギー分析を行うのは、エネルギーの使用及び使用量データの分析にあたる活動です。全体の使用状況をつかむ段階であり、影響の大きい要素の特定とは段階が違います。
この問題の用語
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15
同じ用語が出る問題
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