平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問6
エンジニアリングシステム
EMSの説明
専門の事業者が提供するサービスのうち,EMSの説明はどれか。
- アコールセンタの企画,設計から業務運用までを一括して受託することによって,委託元のコールセンタへの設備投資や人員調達を不要とするサービス
- イ人事,経理,総務などの業務を標準化してグループ内の1か所に集約することによって,グループ全体の間接業務のコスト削減に貢献するサービス
- ウ複数の電子機器メーカから製品の設計,製造を一括して受託することによって,生産規模を確保し,低コストで製品を提供するサービス
- エプロバイダ側のコンピュータ上でソフトウェアを稼働させて,利用者はそのソフトウェアの機能をネットワーク経由で利用するサービス
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✓ これが正解ウ複数の電子機器メーカから製品の設計,製造を一括して受託することによって,生産規模を確保し,低コストで製品を提供するサービス
解説
EMSは複数メーカから電子機器の設計・製造を一括受託するサービスです。
この問のEMS(Electronics Manufacturing Service)は、複数の電子機器メーカから製品の設計や製造を一括して請け負うサービスです。見分ける軸は、受託する対象が何の業務かです。多くのメーカの製造をまとめて引き受けることで生産規模を確保し、部品の大量調達や設備の稼働率の向上によって、低いコストで製品を提供できます。委託するメーカの側は、工場を持たずに企画や販売に力を集中する形をとることもできます。コールセンタの運用、グループ内の間接業務、ソフトウェアの提供といった他の記述は、どれも製造以外の業務やサービスです。電子機器の製造を引き受ける専門の事業者と押さえると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコールセンタの企画,設計から業務運用まで…:コールセンタの企画から運用までを一括して受託し、委託元の設備投資や人員調達を不要にするサービスは、コールセンタ業務の外部委託の説明です。電子機器の設計や製造を受託するものではありません。
- イ人事,経理,総務などの業務を標準化してグ…:人事、経理、総務などの業務を標準化してグループ内の1か所に集約するのは、シェアードサービスの説明です。間接業務の効率化を目的とするもので、電子機器の製造を請け負うサービスではありません。
- エプロバイダ側のコンピュータ上でソフトウェ…:事業者側のコンピュータでソフトウェアを動かし、利用者がその機能をネットワーク経由で使うのは、SaaSのようなサービスの説明です。ソフトウェアの提供形態であって、製造の受託とは関係しません。
この問題の用語
- SaaSできあがったアプリを、インターネット越しに必要な分だけ使う形。利用者は開発もサーバの用意もしません。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
出典:平成26年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問13:SCMに関する問題(企画)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問17:OTに関する問題(SaaS)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問2:プロビジョニングの説明(企画)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問1:オープンデータに関する問題(企画)
- 平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問6:EMSの説明(SaaS)
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