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第36回 問題106

ソーシャルワークの理論と方法

ソーシャルワークの援助関係に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

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✓ これが正解1共感的理解とは,クライエントの世界を,あたかもソーシャルワーカーも体験したかのように理解することである。

解説

共感的理解はクライエントの世界をあたかも自分も体験したように理解することです。

この問は、ソーシャルワークの援助関係を支える基本的な考え方の意味を正しく理解しているかで判断します。共感的理解は、ロジャーズがクライエント中心療法で示した援助者の態度の一つとして知られ、クライエントの感じ方や見ている世界を、あたかも援助者自身もそれを体験しているかのように感じ取って理解することを指します。ただし、あたかもという性質を失わず、クライエントの感情に巻き込まれて自分を見失わないことも大切です。

したがって、共感的理解とは、クライエントの世界をあたかもソーシャルワーカーも体験したかのように理解することである、という記述が最も適切です。

ほかの記述は、目的志向性、パターナリズム、受容、自己開示の意味を取り違えています。援助関係は、クライエントの目標の達成に向けた専門的な関係であり、ソーシャルワーカーの権威で一方的に決める関係でも、どんな行動でもそのまま認める関係でもありません。また、援助者が自分の経験や感情を伝える自己開示と、クライエントの矛盾を指摘する直面化は別の技法です。覚え方は、共感は相手の世界に立つこと、受容は人を受け止めることで行動の容認ではない、自己開示は自分のことを伝えること、と言葉の中心を一つずつ確かめることです。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第36回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題106。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。

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