令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3
システム構成要素
マイクロサービスに関する問題
マイクロサービスアーキテクチャを採用してアプリケーションソフトウェアを設計している。障害発生による影響の範囲を局所化してシステム全体への波及を抑えるために,マイクロサービスへリクエストを送ったときのエラーが,あらかじめ設定している回数を超えた場合に,障害が解消するまでは,リクエストを送らない方式とする。この方式を何と呼ぶか。
- アCQRS
- イRPC
- ウサーキットブレーカー
- エサービスディスカバリー
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✓ これが正解ウサーキットブレーカー
解説
エラーが続いたら呼出しを止め、障害の波及を防ぐのがサーキットブレーカーです。
マイクロサービスアーキテクチャでは、多数の小さなサービスがネットワーク越しに呼び合います。呼出し先の一つが故障すると、呼び出す側が応答を待ち続けたり再送を繰り返したりして、障害が次々に広がるおそれがあります。サーキットブレーカーは電気のブレーカーになぞらえた仕組みで、エラーがあらかじめ決めた回数を超えると、回路を開いたようにリクエストを送らなくし、障害が解消したら送信を再開します。設問の、回数を超えたら障害が解消するまで送らないという記述は、この動きそのものです。過電流で落ちるブレーカーの姿を思い浮かべると、名前と働きを結び付けて覚えられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCQRS:CQRS は、データを更新する処理と参照する処理とでモデルを分けて設計する考え方です。エラーの回数に応じて送信を止める仕組みではなく、障害の波及を抑える方式としては当てはまりません。
- イRPC:RPC は、離れた場所にある手続を手元の手続のように呼び出すための仕組みです。呼び出し方そのものを指す言葉で、失敗が続いたときに呼出しを止める制御を表すものではありません。
- エサービスディスカバリー:サービスディスカバリーは、呼び出したいマイクロサービスがどこで動いているかを見つけ出す仕組みです。所在の解決が役目であり、エラーが続いたときにリクエストを止めて障害を局所化する働きではありません。
この問題の用語
- アプリケーションソフトウェア利用者の目的に直接こたえるソフトウェアで、表計算や会計、業務用の専用ソフトなどがあたります。機器そのものを動かす基本ソフトウェアの上で動きます。
出典:令和6年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問3
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