第61回 午後 問99
臨床医学
ACTに関する問題
ACTで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1日中に限定した支援を行う。
- 2精神障害が軽度な患者が対象である。
- 3チームでのケアマネジメントを行う。
- 4短時間であっても頻回に利用者への訪問を行う。
- 5スタッフ1人当たりの受持患者数を25人程度に抑えることが推奨される。
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✓ これが正解3チームでのケアマネジメントを行う。
✓ これが正解4短時間であっても頻回に利用者への訪問を行う。
解説
ACTは多職種チームでケアマネジメントを行い、頻回に訪問します。
ACT(包括型地域生活支援プログラム)は、重い精神障害をもつ人が地域で暮らし続けられるよう、多職種のチームが生活の場に出向いて支援する仕組みです。判断の軸は、対象者、支援の時間帯、チームでの関わり方、訪問の頻度と受け持ち人数です。
ACTでは、精神科医、看護師、精神保健福祉士、作業療法士などの多職種が一つのチームとなり、利用者を個人ではなくチーム全体で受け持ってケアマネジメントを行います。また、必要に応じて短い時間でも頻回に自宅などを訪問し、服薬や日常生活、就労などを直接支えます。よってチームでのケアマネジメントを行う、短時間であっても頻回に訪問する、の2つが正しい記述です。
ACTは24時間365日の対応を基本としており、日中に限定した支援ではありません。対象は入退院を繰り返すなど重い精神障害のある人で、軽度の患者を主な対象とするものではありません。手厚い支援を保つため、スタッフ1人あたりの受け持ち人数は10人程度と少なく抑えることが推奨され、25人程度では多すぎます。重い人を、チームで、いつでも、頻回に、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1日中に限定した支援を行う。:ACTは利用者の危機にいつでも応じられるよう、24時間365日の対応体制を基本にしています。日中だけに限った支援ではありません。
- 2精神障害が軽度な患者が対象である。:ACTの対象は、入退院を繰り返すなど地域で暮らし続けることが難しい重い精神障害のある人です。軽い症状の人のための支援ではありません。
- 5スタッフ1人当たりの受持患者数を25人程度に抑えることが推奨される。:手厚く頻回な支援を続けるため、スタッフ1人あたりの受け持ちは10人程度と少人数に抑えるのが基本です。25人程度では支援が行き届きません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問99(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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