第61回 午後 問76
臨床医学
経口感染するの
経口感染するのはどれか。
- 1結核菌
- 2破傷風菌
- 3ノロウイルス
- 4コロナウイルス
- 5B型肝炎ウイルス
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✓ これが正解3ノロウイルス
解説
ノロウイルスは汚染された食品などから経口感染します。
感染症は、病原体がどの経路で体に入るかによって、経口感染、飛沫感染、空気感染、接触感染、血液を介した感染などに分けられます。判断の軸は、それぞれの病原体の主な感染経路です。
ノロウイルスは、汚染された二枚貝などの食品や水、患者の便や吐物に含まれるウイルスが口から入ることで感染し、嘔吐や下痢を起こします。少ない量のウイルスでも感染し、乾いた吐物が舞い上がって口に入ることもあります。よって経口感染するのはノロウイルスです。
結核菌は、患者の咳で出た飛沫の水分が蒸発した小さな粒子(飛沫核)を吸い込む空気感染で広がります。破傷風菌は土の中などにいる菌で、けがをした傷口から入り込みます。コロナウイルス(新型コロナウイルス感染症など)は主に飛沫やエアロゾルの吸入、接触で感染します。B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して感染し、針刺し事故や母子感染などが経路になります。食べ物や手から口に入るのは経口、咳やくしゃみで広がるのは飛沫・空気、傷口や血液から入るのは別の経路、と分けて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1結核菌:結核菌は、咳で飛び出した飛沫が乾いてできた小さな粒子を吸い込む空気感染で広がります。食べ物などから口に入る経路ではありません。
- 2破傷風菌:破傷風菌は土の中などにいて、けがをした傷口から体内に入り込みます。口から入って感染する病原体ではありません。
- 4コロナウイルス:コロナウイルスは、くしゃみや咳による飛沫やエアロゾルを吸い込む、ウイルスが付いた手で目や鼻に触れるなどで感染します。主な経路は経口ではありません。
- 5B型肝炎ウイルス:B型肝炎ウイルスは、血液や体液が傷口や粘膜から入ることで感染し、針刺し事故や母子感染が代表的です。食べ物を介して広がるものではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問76(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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