第61回 午後 問36
理学療法評価学
GMFMで正しいの
GMFMで正しいのはどれか。
- 1二分脊椎が対象である。
- 2Item Mapを作成できる。
- 3対象年齢は0~18歳である。
- 4セルフケアの評価が含まれる。
- 5重症度をレベルⅠ~Ⅴに分類する。
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✓ これが正解2Item Mapを作成できる。
解説
GMFMはItem Mapを作成して課題の難易度と照らし合わせられます。
GMFM(粗大運動能力尺度)は、脳性麻痺児の粗大運動能力を、寝返り・座位・四つ這い・立位・歩行などの課題で点数化し、変化を測るための評価法です。判断の軸は、対象、評価内容、そしてよく似た名前のGMFCSとの違いです。
GMFMの66項目版(GMFM-66)では、各項目の難易度が統計的に順序付けられており、専用のソフトウェアを使うと、その子の得点と各項目の難易度を並べたItem Mapを作ることができます。Item Mapを見ると、その子がすでにできる課題と、次に達成が見込める課題が分かり、治療目標を立てる手がかりになります。よってItem Mapを作成できるという記述が正しいものです。
GMFMの主な対象は脳性麻痺の児で、二分脊椎が対象の評価法ではありません。年齢を0〜18歳と区切る決まりではなく、運動能力の程度によって使える範囲が決まります。評価するのは粗大運動の課題で、食事や更衣などのセルフケアは含まれず、それはPEDIなど別の評価法で調べます。重症度をレベルⅠ〜Ⅴに分けるのはGMFCSです。GMFMは点数で変化を測る、GMFCSはレベルで分類する、と役割で区別しましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1二分脊椎が対象である。:この評価法は脳性麻痺の子どもの粗大運動の変化をとらえる目的で開発されました。二分脊椎を対象として作られたものではありません。
- 3対象年齢は0~18歳である。:GMFMは年齢で対象を区切る評価法ではなく、粗大運動の課題がどこまでできるかで点数を付けます。0〜18歳という形で対象年齢を定めた尺度ではありません。
- 4セルフケアの評価が含まれる。:項目は寝返り、座る、這う、立つ、歩くといった粗大運動に限られます。食事や着替えなど身の回りの動作は、PEDIなど別の評価で調べます。
- 5重症度をレベルⅠ~Ⅴに分類する。:重症度をレベルⅠ〜Ⅴに分けるのはGMFCSで、GMFMとは別の尺度です。GMFMは課題ごとの得点で運動能力の変化を測ります。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問36(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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