第59回 午後 問85
臨床医学
Guillain-Barré症候群の診断で有用なのはどれか。
- 1CT
- 2MRI
- 3髄液検査
- 4脳波検査
- 5血液培養検査
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✓ これが正解3髄液検査
解説
髄液検査で蛋白細胞解離がみられ、診断に有用です。
Guillain-Barre症候群(GBS)は、感染をきっかけに起こる自己免疫の反応が末梢神経を傷つける急性の多発神経障害です。診断に有用な検査として、髄液検査と神経伝導検査が挙げられます。髄液検査では、発症からしばらくすると、髄液の蛋白が増えるのに細胞の数は増えない、蛋白細胞解離という特徴的な所見がみられます。したがって、この中で診断に有用なのは髄液検査です。
ほかの検査は、主に脳の構造や電気活動、血液の中の菌を調べるもので、末梢神経の病気であるGBSの診断の決め手にはなりません。脳や脊髄の別の病気と区別するために画像の検査が行われることはあります。
GBSの診断は、髄液の蛋白細胞解離と神経伝導検査の異常、と2つの検査をセットで覚えておくと、診断の問いで迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1CT:CTはエックス線で体の断面を写す検査で、脳出血や骨折などを見つけるのに役立ちます。末梢神経の障害は写しにくく、Guillain-Barre症候群の診断を決める検査ではありません。
- 2MRI:MRIは脳や脊髄の病変を詳しく写す検査で、脊髄の病気などとの区別のために行われることがあります。しかしGuillain-Barre症候群の診断の中心となる検査ではありません。
- 4脳波検査:脳波検査は大脳の電気活動を記録する検査で、てんかんや意識障害の評価に使われます。末梢神経の病気であるGuillain-Barre症候群の診断には役立ちません。
- 5血液培養検査:血液培養は血液の中に細菌がいるかを調べる検査で、敗血症などの診断に使われます。Guillain-Barre症候群は感染の後に起こる免疫の病気で、血液中の菌を調べても診断にはつながりません。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問85(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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