第58回 午後 問75
臨床医学
病因のうち化学的要因
病因のうち化学的要因はどれか。
- 1熱
- 2圧力
- 3喫煙
- 4紫外線
- 5放射線
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✓ これが正解3喫煙
解説
喫煙は、たばこの煙に含まれる化学物質による化学的要因です。
この問は、病気の原因(病因)のうち、外から体に働く外因を、物理的、化学的、生物学的などの種類に分けられるかで判断します。
化学的要因は、薬物、毒物、有害な化学物質などが体に作用して病気を起こすものです。たばこの煙には、ニコチンや一酸化炭素、発がん物質など多くの化学物質が含まれており、肺がんや慢性閉塞性肺疾患、動脈硬化などの原因になります。したがって喫煙は化学的要因に当たります。
熱、圧力、紫外線、放射線は、いずれもエネルギーや力が直接体に作用して組織を傷つけるもので、物理的要因に分類されます。熱はやけど、圧力は褥瘡、紫外線は日焼けや皮膚がん、放射線は細胞の遺伝子の損傷などを起こします。物質が体に入って作用するのが化学的、エネルギーや力が加わるのが物理的、微生物が感染するのが生物学的、と分けて覚えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1熱:熱は高温というエネルギーが組織に直接加わって、やけどなどを起こします。物質が体内で作用するわけではないので、物理的要因です。
- 2圧力:圧力は体の一部に力が加わり続けることで、血流が途絶えて褥瘡などを起こします。力による損傷なので、物理的要因に分類されます。
- 4紫外線:紫外線は光のエネルギーで、皮膚の細胞を傷つけて日焼けや皮膚がんの原因になります。化学物質ではなく、物理的要因です。
- 5放射線:放射線はエネルギーをもった粒子や電磁波で、細胞の遺伝子を傷つけます。病因の分類では物理的要因に入ります。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問75(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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