プロジェクトの統合|プロジェクトマネージャ試験
この分野には 15問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語はスコープ(9問)・プロジェクトマネージャ(7問)・監視(5問)・WBS(4問)・権限(4問)です。問題が多い回は平成23年度 特別(3問)・令和2年度 10月(2問)・平成30年度 春期(2問)です。
始める許しの文書、進め方の計画、変える手続き
統合のマネジメントは、スコープや資源などの個々の領域を束ね、プロジェクトを全体として始め、計画し、動かし、変え、終える働きです。どの文書がどの段階で何を確定させるかと、変更をどう通すかが整理の軸です。
プロジェクト憲章は、プロジェクトを正式に認可する文書です。PMBOKでは統合マネジメントの立上げプロセス群で作られ、プロジェクトマネージャを特定して組織の資源を使う権限を与え、ビジネスニーズ、目標、期待される結果などを記します。承認するのはスポンサなどプロジェクトの外にいる立場です。
プロジェクトマネジメント計画書は、ベースラインと、プロジェクトを実行し、監視・管理し、終結する方法を定めた文書です。JIS Q 21500では、プロジェクト全体計画の作成がこれに当たります。システム開発では、企画段階のシステム化計画書を基に、プロジェクトマネージャがこの計画書を作って承認を得ます。
実行中は計画に従って統合的に作業を進め、ずれが出れば変更要求を出します。PMBOKガイド第5版は変更要求を、起きたずれを計画に戻す是正処置、起こりそうなずれを防ぐ予防処置、成果物の不具合を直す欠陥修正、計画書などを改める更新に分けます。遅れを取り戻すための要員追加は是正処置です。
スコープの拡張や縮小のように合意済みの計画を変えるときは、変更要求として出し、影響を評価して承認を得てから反映します。成果物や構成要素の特性とその変更を記録・報告し、要求への適合を確かめる監査を支えるのがコンフィギュレーション・マネジメント(構成管理)です。
この分野で出た問題
- 平成26年度 春期 問3PMBOK において,プロジェクト憲章は,どの知識エリアのどのプロセス群で作成するか。
- 令和5年度 秋期 問2JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロジェクトマネジメントに関する計画のプロセス群のプロセス“プロジェクト全体計画の作成”を実施する目的として,適切なものはどれか。
- 令和2年度 10月 問2JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス“プロジェクト作業の管理”の目的はどれか。
- 平成22年度 春期 問1PMBOKのプロジェクト憲章は,何のために発行するのか。
- 平成23年度 特別 問3PMBOKのプロジェクト統合マネジメントにおいて,プロジェクトスコープの拡張や縮小を行うのに必要なものはどれか。
- 平成29年度 春期 問3PMBOKガイド 第5版によれば,プロジェクトへの変更要求のうち,是正処置はどれか。
- 平成30年度 春期 問3PMBOKガイド 第5版の統合変更管理プロセスにおいて,プロジェクトのプロダクト,サービス,所産,構成要素などの特性に対する変更と実施状況を記録・報告したり,要求事項への適合を検証するためのプロダクト,所産又は構成要素に対する監査を支援したりする活動はどれか。
- 平成25年度 春期 問4プロジェクトの立上げプロセスで作成する“プロジェクト憲章”はどれか。
- 平成28年度 春期 問4プロジェクトの開始を公式に承認する文書の作成を依頼された者の行動として,適切なものはどれか。
- 令和6年度 秋期 問1プロジェクトマネジメントにおけるプロジェクトマネジメント計画書の説明として,適切なものはどれか。
- 令和4年度 秋期 問2プロジェクトマネジメントにおけるプロジェクト憲章の説明として,適切なものはどれか。
- 令和2年度 10月 問3プロジェクトマネジメントにおけるプロジェクト憲章の説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度 春期 問2プロジェクトマネジメントにおけるプロジェクト憲章の説明として,適切なものはどれか。
- 平成23年度 特別 問1プロジェクトマネージャがシステム開発プロジェクトを推進するために成すべき事項として,適切なものはどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 11年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和6年度 秋期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。