令和2年度 10月 午前Ⅱ 問5
プロジェクトのコスト
EVMに関する問題
プロジェクト期間の 80%を経過した時点での出来高が全体の 70%,発生したコストは 8,500 万円であった。完成時総予算は 1 億円であり,プランドバリューはプロジェクトの経過期間に比例する。このときの状況の説明のうち,正しいものはどれか。
- アアーンドバリューは 8,500 万円である。
- イコスト差異は −1,500 万円である。
- ウ実コストは 7,000 万円である。
- エスケジュール差異は −500 万円である。
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✓ これが正解イコスト差異は −1,500 万円である。
解説
EV7,000万円−AC8,500万円で、コスト差異は−1,500万円です。
EVM では、PV(プランドバリュー)、EV(アーンドバリュー)、AC(実コスト)の3つの値で状況を見ます。完成時総予算は1億円、つまり10,000万円です。PV は経過期間に比例するので 10,000×80%=8,000万円、EV は出来高の割合から 10,000×70%=7,000万円、AC は発生したコストの8,500万円です。コスト差異は EV−AC=7,000−8,500=−1,500万円となり、正解の値と一致します。マイナスなので、出来高に対して費用をかけすぎている状態です。差異はどちらも EV から引くと決めておくと、コストとスケジュールの式を取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアーンドバリューは 8,500 万円であ…:8,500万円は、実際に発生したコストである AC の値です。アーンドバリューは出来高を予算で評価した値なので、10,000万円の70%の7,000万円になります。
- ウ実コストは 7,000 万円である。:7,000万円は、出来高70%を予算で評価した EV の値です。実コストは実際に発生したコストのことで、問題文にある8,500万円が当たります。
- エスケジュール差異は −500 万円である…:スケジュール差異は EV−PV=7,000−8,000=−1,000万円です。−500万円は PV の8,000万円から AC の8,500万円を引いた値で、スケジュール差異の式にはなっていません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問5
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