令和7年度 問5
標準管理委託契約書
標準管理委託契約書に関する問題
1から4までのうち、標準管理委託契約書によれば、適切な記述のみを全て含むものはどれか。
ア マンション管理業者は、契約締結時に管理事務の再委託先の名称が明らかな場合又は契約締結後に明らかになったときには、管理組合に通知することが望ましい。
イ マンション管理業者は、管理事務の処理状況及び管理組合の会計の収支状況に係る管理組合に対する報告をWEB会議システムにより行うため、あらかじめ、管理組合の承諾を得る場合には、管理組合が、WEB会議システムによる報告を受けない旨を申し出て中止ができることを明らかにしておく必要がある。
ウ マンション管理業者の免責事項については、管理組合及びマンション管理業者の協議の上、例えば、排水設備の能力以上に機械式駐車場内に雨水流入があったときの車両に対する損害賠償等、必要に応じて具体的な内容を記載することも考えられる。
- 1ア・イ
- 2ア・ウ
- 3イ・ウ
- 4ア・イ・ウ
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✓ これが正解4ア・イ・ウ
解説
ア・イ・ウはいずれもコメントの記載に沿っており、全部適切です。
この問は、標準管理委託契約書のコメント(各条の趣旨や運用の考え方を説明した部分)の記載を問うものです。出題当時の令和5年9月改訂版で確かめます。
記述アは再委託です。マンション管理業者が管理事務の一部を第三者に再委託する場合について、コメントは、契約締結時に再委託先の名称が明らかなとき又は契約締結後に明らかになったときには、管理組合に通知することが望ましいとしています。適切です。記述イは、管理事務の処理状況と会計の収支状況の報告をWEB会議システムで行う場面です。あらかじめ管理組合の承諾を得て行い、その際、管理組合がWEB会議システムによる報告を受けない旨を申し出て中止できることを明らかにしておくとされています。適切です。
記述ウは免責事項です。管理組合とマンション管理業者の協議の上で、例えば排水設備の能力を超えて機械式駐車場に雨水が流入したときの車両の損害賠償など、必要に応じて具体的な内容を記載することも考えられるとされています。適切です。
三つとも適切なので、ア・イ・ウを全て含む組が正解です。コメントの望ましい・考えられるという言い方は、任意の工夫を勧める表現だと意識して読むと判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ア・イ:アとイだけを選ぶ組です。免責事項として機械式駐車場への雨水流入による車両の損害などを例に、具体的な内容を書き込むことも考えられるとする記述ウもコメントに沿っているので、ウを外すと足りません。
- 2ア・ウ:アとウの組です。WEB会議システムでの報告について、事前に承諾を得る際、報告を受けない旨の申出で中止できることを明らかにしておくとする記述イもコメントのとおりで、外す理由がありません。
- 3イ・ウ:イとウの組です。再委託先の名称が契約時に分かっている場合や後で分かった場合に管理組合へ通知することが望ましいとする記述アも、コメントの考え方に合っています。アを欠くので正しい組になりません。
出典:令和7年度 管理業務主任者試験(一般社団法人マンション管理業協会)問5
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