コンピュータ構成要素|平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問60
PCの製品カタログに表のような項目の記載がある。これらの項目に関する記述のうち,適切なものはどれか。
〔表〕(原典は枠で囲んだカタログの抜粋。項目名だけを書き起こしたもの)
```
CPU
├ 動作周波数
├ コア数/スレッド数
└ キャッシュメモリ
```
- 動作周波数は,1秒間に発生する,演算処理のタイミングを合わせる信号の数を示し,CPU内部の処理速度は動作周波数に反比例する。
- ✓ これが正解コア数は,CPU内に組み込まれた演算処理を担う中核部分の数を示し,デュアルコアCPUやクアッドコアCPUなどがある。
- スレッド数は,アプリケーション内のスレッド処理を同時に実行することができる数を示し,小さいほど高速な処理が可能である。
- キャッシュメモリは,CPU内部に設けられた高速に読み書きできる記憶装置であり,一次キャッシュよりも二次キャッシュの方がCPUコアに近い。
解説
大小や遠近を比べる言葉を含んでいない肢だけが残ります。
カタログの項目を並べた問いですが、実際に見るのは向きを表す言葉だけです。誤りの三つは、いずれも大小や遠近の向きを一語だけ入れ替えて作られています。速さと合図の関係を逆に書き、多いほど速いものを少ないほど速いと書き、近いものを遠いと書く。どれも中身の説明は正しく、向きの一語だけが裏返っています。だから、比例か反比例か、多いか少ないか、一次か二次かという語を拾えば、それだけで判定できます。残る一つは向きの語を持たず、コアが何であるかをそのまま述べています。マルチコアプロセッサという言い方が示すとおり、中核が複数あることを数えている項目です。比べる言葉が無いことが目印になります。同じ手口が三つの肢に並ぶ問いは、手口のほうを先に見抜くと速く済みます。中身の正しさを一つずつ確かめる必要はありません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 合図の数と処理の速さの関係を、反比例と書いています。クロック周波数が高いほど速いので向きが逆です。説明の残りは正しいだけに、向きの語だけを拾う読み方が要ります。高いほど速いという当たり前を、逆に書いてあるだけです。
- 同時にこなせる数が、小さいほど速いと書いています。多いほど速いのが本当なので、ここも向きが逆です。三つの誤りは同じ手口で作られており、一つ気づけば残りも探せます。一つ気づけば、残りの二つも同じ手口だと探せます。
- 番号の大きいほうが中核に近いと書いています。キャッシュメモリは番号が小さいほど近くて速いので、向きが逆です。主記憶との間に置かれるという説明そのものは正しく書かれています。番号の小さいほうが近いという並びを、覚えておきます。
この問題に関係する言葉
- マルチコアプロセッサ
- キャッシュメモリ
- クロック周波数
- 主記憶
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問60
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