第112回 午後 問32
公衆衛生看護管理論
市町村の予算について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1次年度予算の決定権は首長にある。
- 2特定財源は使途が決められている。
- 3会計年度は1月1日から12月31日である。
- 4執行管理はPDCAサイクルに基づいて行われる。
- 5公衆衛生看護活動の主な予算は特別会計で賄われる。
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✓ これが正解2特定財源は使途が決められている。
✓ これが正解4執行管理はPDCAサイクルに基づいて行われる。
解説
特定財源は使途が決まり、執行はPDCAで管理します。
市町村の予算は地方自治法に基づいて編成・執行されます。地方自治法第211条は、普通地方公共団体の長が毎会計年度予算を調製し、年度開始前に議会の議決を経なければならないと定めています。第208条は会計年度を毎年4月1日から翌年3月31日まで、第209条は会計を一般会計と特別会計に分け、特別会計は特定の事業や特定の歳入で特定の歳出に充てる場合などに条例で設けるとしています。
正しい記述の一つめは、特定財源は使途が決められているという内容です。国庫支出金や都道府県支出金のように、どの事業に使うかが決められて交付される財源が特定財源で、使い道が限定されない地方税などの一般財源と区別されます。二つめは、予算の執行管理はPDCAサイクルに基づいて行われるという内容です。保健師も、担当する事業の計画、実施、評価、改善の流れの中で予算の執行状況を確かめ、次年度の予算要求につなげます。
一方、次年度予算は首長が調製しますが、決定するのは議会の議決です。会計年度は4月1日に始まり、公衆衛生看護活動の予算は主に一般会計で賄われます。予算は首長が作り議会が決める、年度は4月始まり、と押さえておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1次年度予算の決定権は首長にある。:地方自治法の第211条では、首長は予算を調製して議会に提出し、年度開始前に議会の議決を経なければなりません。予算を最終的に決めるのは議会であり、首長に決定権があるわけではありません。
- 3会計年度は1月1日から12月31日である。:地方自治法の第208条で、地方公共団体の会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年の3月31日に終わると定められています。暦の年と同じ1月から12月までではありません。
- 5公衆衛生看護活動の主な予算は特別会計で賄われる。:母子保健や健康づくりなどの公衆衛生看護活動の経費は、主に市町村の一般会計に計上されます。特別会計は、特定の事業や特定の歳入を一般の会計と分けて経理する必要がある場合に条例で設けるものです。
出典:第112回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問32(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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