第112回 午前 問7
公衆衛生看護活動展開論
この教室のプロセス評価
高血圧予防の取り組みで、食生活の改善を希望している人に対して、減塩料理教室を開催することにした。この教室のプロセス評価はどれか。
- 1参加者の満足度
- 2減塩達成者の割合
- 3家族のサポートの変化
- 4参加者の食生活の変化
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✓ これが正解1参加者の満足度
解説
参加者の満足度は、教室の実施過程をみるプロセス評価です。
保健事業の評価は、計画どおりに実施できたかを見る段階から、健康や行動がどう変わったかを見る段階まで、いくつかの種類に分けて考えます。プロセス評価は、事業の実施過程が適切だったかを確かめる評価で、参加者の反応や満足度、教室の進め方、参加状況などが指標になります。
減塩料理教室では、参加者が教室の内容に満足したかどうかが、実施の過程を振り返る材料になります。一方、減塩を達成した人の割合や参加者の食生活の変化は、教室の結果として起きた行動の変化を見るもので、影響評価や結果評価にあたります。家族のサポートの変化も、教室の後に周囲の環境がどう変わったかを見る指標です。
したがって、参加者の満足度がプロセス評価です。進め方や反応ならプロセス、行動や環境の変化なら影響、健康状態の変化なら結果と、時間の流れに沿って整理すると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2減塩達成者の割合:減塩を達成した人の割合は、教室に参加した結果として行動がどれだけ変わったかを示します。実施の過程ではなく成果を測る指標なので、影響評価や結果評価に分類されます。
- 3家族のサポートの変化:家族の支えの変化は、教室の後に参加者を取り巻く環境がどう変わったかを示すものです。教室の進め方や参加者の反応を振り返る指標ではないため、プロセス評価には入りません。
- 4参加者の食生活の変化:参加者の食生活がどう変わったかは、教室の効果として生じた行動の変化です。事業の成果を測る指標であり、実施過程の適切さを確かめるプロセス評価とは異なります。
出典:第112回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問7(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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