成人看護学の用語(47語)
看護師国家試験の過去問に出てくる「成人看護学」の用語 47語を、短い言葉で説明しています。
「成人看護学」の
アドヒアランス
読み:あどひあらんす患者が治療の方針に納得し、自分から積極的に服薬などに取り組むことです。試験では、決める過程である共同意思決定との区別が問われます。1秒率
読み:いちびょうりつ思い切り吐いたときに最初の1秒間で吐き出せる量の割合です。試験では閉塞性換気障害で低下することが問われます。介達牽引
読み:かいたつけんいん皮膚を介して重錘で引っ張り、骨折部の安静や整復を図る方法です。試験では骨を直接引っ張る直達牽引との違いが問われます。化学療法
読み:かがくりょうほう化学療法は、抗がん薬による治療で、がんで入院する理由として多いものです。試験では、副作用や合併症が投与からいつ頃現れるかや、血管外漏出が問われます。喀血
読み:かっけつ気管・気管支や肺など下気道から出た血液を、咳とともに口から吐き出すことです。試験では泡立つ鮮紅色の血で吐血と見分ける点が問われます。肝細胞癌
読み:かんさいぼうがん原発性肝癌で最も多く、主に肝動脈から血液を受けて育つ癌です。試験では診断に腹部超音波検査が用いられる点が問われます。間質性肺炎
読み:かんしつせいはいえん肺胞の壁が厚く硬くなって、酸素が血液へ移りにくくなる病気です。肺がふくらみにくくなり、%肺活量が下がる点が問われます。肝性脳症
読み:かんせいのうしょう肝硬変などで肝臓の働きが落ち、アンモニアが脳に作用して意識の障害などが現れる状態です。試験では羽ばたき振戦などの症状が問われます。気胸
読み:ききょう胸腔に空気がたまって肺が縮む状態です。試験では縮んだ側の呼吸音が弱くなる所見や肺葉切除後の空気もれが問われます。気腹法
読み:きふくほう腹腔内に二酸化炭素を注入して腹壁をふくらませ、手術の視野と操作の空間をつくる方法です。腹腔鏡の手術で腹腔に入れる気体と、その影響が問われます。狭心症
読み:きょうしんしょう冠動脈が狭くなり、心筋が一時的に酸素不足になる病気です。手術を決めるために冠動脈を調べる検査や、発作の予防に使う貼付剤が問われます。血液透析
読み:けつえきとうせき血液透析は、血液を体外に取り出し、半透膜を介して老廃物や余分な水分を除いて戻す治療です。試験では、不均衡症候群やシャントの感染・閉塞などの合併症が問われます。高血圧
読み:こうけつあつ高血圧は、自覚症状が少ないまま長く通院して治療を続ける人が多い生活習慣病です。試験では、通院者の多い傷病であることや、脳出血の原因になることが問われます。誤嚥
読み:ごえん誤嚥は、食べ物や唾液が食道ではなく気管に入ってしまうことです。試験では、意識の低下した人を回復体位にして防ぐことや、喉頭摘出後に起こらなくなることが問われます。CO2ナルコーシス
読み:しーおーつーなるこーしす血液中に二酸化炭素が高度にたまり、中枢神経が抑えられて意識障害が起こる状態です。COPDの患者に高濃度の酸素を投与すると起こりやすい点が問われます。自助具
読み:じじょぐ障害があっても自分で生活動作を行えるように工夫された道具です。補いたい関節の動きに合わせた選び方や、選ぶときに連携する専門職が問われます。受容
読み:じゅよう死を避けられないものとして静かに受け入れる段階です。試験ではキューブラー・ロスが示した心理の段階の最後に置かれた語として問われます。除細動
読み:じょさいどう心室細動などの電気ショックの対象となる不整脈を止め、洞調律を回復させる処置です。試験では心静止や無脈性電気活動が対象にならない点が問われます。心
読み:しんたんぽなーで心嚢に血液や液体がたまり、その圧で心臓が十分に広がれなくなった状態です。試験では心音が弱まり中心静脈圧が上昇する所見が問われます。タンポナーデ 深部静脈血栓症
読み:しんぶじょうみゃくけっせんしょう主に下肢の深い部分の静脈に血の塊ができる病気です。長期臥床などで下肢の静脈の血流が滞ることが、代表的な危険因子になる点が問われます。心房細動
読み:しんぼうさいどう心房が細かく震えるだけで、まとまった収縮ができなくなる不整脈です。試験では心房内にできた血栓による脳塞栓症の危険が問われます。ストーマ
読み:すとーま / 別表記:人工肛門腸の一部などをおなかの表面に出してつくった便や尿の出口です。周りの皮膚を守るスキンケアや、大きさに合わせた面板の調整が問われます。全人的苦痛
読み:ぜんじんてきくつう身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛の4つの側面からなる苦痛です。試験では終末期の患者が感じる苦痛の捉え方が問われます。壮年期
読み:そうねんきおおむね働き盛りの成人期の中ごろから後半で、身体の機能が少しずつ下がり始める時期です。基礎代謝の低下や、男性のテストステロンの減少が問われます。大動脈解離
読み:だいどうみゃくかいり大動脈の壁が内側から裂けて、壁の中に血液が流れ込む病気です。試験では大動脈壁の中膜が裂けてできる偽腔が問われます。弾性
読み:だんせいすとっきんぐ脚を外から圧迫して静脈の血液の流れを促すためのものです。試験では深部静脈血栓症の予防や浮腫を軽くする働きが問われます。ストッキング Cheyne-Stokes〈チェーン-ストークス〉呼吸
読み:ちぇーんすとーくすこきゅう / 別表記:Cheyne-Stokes呼吸浅い呼吸が次第に深く大きくなり、また浅くなって無呼吸に移る周期を繰り返す呼吸です。試験では、臨死期に見られる代表的な呼吸の変化として問われます。ドレーン
読み:どれーん術後に体内にたまる血液や浸出液を体の外に出すための管です。排液の色や量の観察や、屈曲や固定位置のずれを確かめる管理が問われます。尿路結石
読み:にょうろけっせき尿に溶けている成分が濃くなって結晶になり、固まってできる石です。試験では寝たきりで尿の流れが滞ると発症しやすくなる点が問われます。肺気腫
読み:はいきしゅ肺胞の壁が壊れて肺が弾力を失う、COPDの1つの型です。息を吐き切れないため、残気量が増えることや二酸化炭素がたまることが問われます。敗血症性
読み:はいけつしょうせいしょっく感染に対して体が過剰に反応し、全身の血管が広がって血圧が下がるショックです。試験ではウォームショックからコールドショックへ移る経過が問われます。ショック 肺血栓塞栓症
読み:はいけっせんそくせんしょう主に下肢の静脈にできた血栓がはがれて流れ、肺動脈を詰まらせる病気です。身体的拘束中に起こりやすい点や、歩くことで防ぐ点が問われます。腓骨神経麻痺
読み:ひこつしんけいまひ下肢の神経の麻痺で、足首を上に曲げられなくなる下垂足を起こします。下肢が外旋していないかという肢位や、足関節の背屈を確かめる観察が問われます。Forrester分類
読み:ふぉれすたーぶんるい心係数と肺動脈楔入圧の2つの値で、急性心不全の血行動態を4群に分ける方法です。値から肺うっ血や低灌流を読み取る点が問われます。腹膜炎
読み:ふくまくえん腹膜の炎症で、腹膜透析ではカテーテルから細菌が入って起こる合併症として注意が必要です。試験では腹痛や排液のにごりなど早期発見の手がかりが問われます。腹膜透析
読み:ふくまくとうせき腹膜を透析の膜として使い、腹腔に入れた透析液で老廃物や水分を除く方法です。腹膜炎の合併症や、カリウムを血液透析ほど制限しない点が問われます。便潜血検査
読み:べんせんけつけんさ / 別表記:便潜血便に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査です。大腸がん検診の項目であることや、陽性の次に大腸内視鏡を行う点が問われます。膀胱癌
読み:ぼうこうがん芳香族アミンへの職業的な曝露と喫煙が危険因子として知られる癌です。試験では痛みを伴わない血尿という代表的な症状が問われます。放射線療法
読み:ほうしゃせんりょうほう放射線療法は、決まった部位に放射線を照射して行う治療です。試験では、照射した部位の皮膚に放射線皮膚炎が起こることや、照射中に治療体位を保つことが問われます。慢性閉塞性肺疾患
読み:まんせいへいそくせいはいしっかん / 別表記:COPD有害な物質を長く吸い込んで肺に炎症が起こり、空気の通り道が慢性的に狭くなる病気です。高濃度の酸素でCO2ナルコーシスを起こしやすい点が問われます。マンモグラフィ
読み:まんもぐらふぃ乳房専用のX線撮影装置で、乳房をはさんで撮影する乳がんの検査です。乳房を圧迫して二方向から撮影するなど、検査の方法が問われます。無気肺
読み:むきはい肺の一部がしぼんで空気が入らなくなった状態です。手術後に起こりやすい合併症として、その予防法や起こりやすさの見極めが問われます。免疫抑制薬
読み:めんえきよくせいやく移植後の拒絶反応を防ぐため、タクロリムスなどを飲み続ける薬です。試験では服用中に感染に対する抵抗力が落ちる点が問われます。腰椎穿刺
読み:ようついせんし腰椎穿刺は、腰の背骨の間から針を刺して脳脊髄液を採ったり圧を測ったりする検査です。試験では、背中を丸めた姿勢で第3・4か第4・5腰椎間から刺すことが問われます。緑内障
読み:りょくないしょう眼圧が高まるなどして視神経が傷つき、視野が欠けていく病気です。瞳孔を広げるアトロピンの投与が、緑内障の患者には禁忌とされる点が問われます。臨死期
読み:りんしき死が間近に迫った時期のことです。尿量が減る、Cheyne-Stokes呼吸が現れるなど、呼吸や循環に起こる変化が問われます。連続携行式腹膜透析法
読み:れんぞくけいこうしきふくまくとうせきほう / 別表記:CAPD・連続携行式腹膜灌流法自宅や職場で1日に数回、自分で透析液を交換する腹膜透析の方法です。交換のときにカテーテルから細菌が入って起こる腹膜炎への注意が問われます。