第111回 午後 問33
保健統計学
年齢調整死亡率に関する問題
直接法による年齢調整死亡率を算出する際に必要な情報はどれか。2つ選べ。
- 1基準集団の死亡率
- 2観察集団の年齢階級別人口
- 3基準集団の年齢階級別人口
- 4観察集団の年齢階級別死亡率
- 5基準集団の年齢階級別死亡率
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✓ これが正解3基準集団の年齢階級別人口
✓ これが正解4観察集団の年齢階級別死亡率
解説
直接法では、基準集団の年齢別人口と観察集団の年齢別死亡率を使います。
年齢調整死亡率は、年齢構成の異なる集団どうしの死亡の状況を、年齢構成の違いの影響を取り除いて比べるための指標です。直接法は、観察したい集団(観察集団)の年齢階級別死亡率を、共通のものさしとなる基準集団の年齢階級別人口に当てはめて計算します。
具体的には、観察集団の年齢階級別死亡率×基準集団のその年齢階級の人口を年齢階級ごとに求めて合計し、それを基準集団の総人口で割ります。これは、観察集団が基準集団と同じ年齢構成だったら何人亡くなるかを求め、率に直す考え方です。必要なのは、基準集団の年齢階級別人口と観察集団の年齢階級別死亡率の2つです。率と人口の組み合わせを逆にしたものは、標準化死亡比を求める間接法で使う情報になります。
直接法は観察集団の率×基準集団の人口、間接法は基準集団の率×観察集団の人口、と組み合わせを逆にして覚えると混乱しにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1基準集団の死亡率:基準集団の死亡率は、年齢階級に分けていない全体の死亡率で、直接法の計算には使いません。直接法では、年齢階級ごとに観察集団の率を基準集団の人口に掛け合わせる必要があります。
- 2観察集団の年齢階級別人口:観察集団の年齢階級別人口は、間接法で基準集団の率を当てはめて期待死亡数を出すときに使う情報です。直接法では人口の側に基準集団を用いるため、計算の式には入りません。
- 5基準集団の年齢階級別死亡率:基準集団の年齢階級別死亡率は、間接法で観察集団の人口に掛けて期待死亡数を求めるときに使う情報です。直接法では、率の側に観察集団の年齢階級別死亡率を使います。
出典:第111回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問33(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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