第111回 午後 問28
保健統計学
1,000人分の定期健康診断データを用いて収縮期血圧と空腹時血糖の関連を評価する際に、両者の関係を示すグラフで適切なのはどれか。
- 1散布図
- 2箱ひげ図
- 3棒グラフ
- 4折れ線グラフ
- 5ヒストグラム
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✓ これが正解1散布図
解説
2つの量的な変数の関係を見るには、散布図が適しています。
収縮期血圧と空腹時血糖は、どちらも数値で測る量的な変数です。2つの量的な変数の関連を評価するときは、一人ひとりの値を横軸と縦軸にとって点で示す散布図が適しています。1,000人分の点の並び方から、一方が高いともう一方も高い傾向があるか(正の相関)、外れた値がないかなどを目で確かめることができ、相関係数を求める前の確認にも使われます。
ほかの肢の図は、1つの変数の分布を示す図、区分ごとの数を比べる図、時間の流れに沿った変化を示す図で、いずれも2つの量的な変数が一人ひとりの中でどう組み合わさっているかを一度に示すことには向いていません。
2つの量的な変数の関係は散布図、1つの変数の分布はヒストグラムや箱ひげ図、時系列は折れ線グラフ、と目的で図を選ぶと覚えておくと判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2箱ひげ図:箱ひげ図は、最小値・四分位数・中央値・最大値で1つの変数の分布の形を表し、性別や年代などの群の間で比べるときに使います。2つの量的な変数が一緒にどう動くかを示すには向いていません。
- 3棒グラフ:棒グラフは、性別や地域などの区分ごとに人数や割合を並べて比べる図です。血圧と血糖のように連続した値をとる2つの変数の関係を、一人ひとりの組み合わせで示すことはできません。
- 4折れ線グラフ:折れ線グラフは、年ごとの推移など時間の流れに沿った変化を示す図です。同じ時点で測った血圧と血糖という2つの変数の関連を評価する目的には合っていません。
- 5ヒストグラム:ヒストグラムは、1つの量的な変数を階級に分け、それぞれの度数を柱で表して分布の形を示す図です。血圧だけ、血糖だけの分布は分かりますが、両者の関係は示せません。
出典:第111回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問28(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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