平成29年度 春期 午前 問24
マルチメディア
音声などのアナログデータをディジタル化するために用いられる PCM において,音の信号を一定の周期でアナログ値のまま切り出す処理はどれか。
- ア逆量子化
- イ標本化
- ウ符号化
- エ量子化
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✓ これが正解イ標本化
解説
波形を一定の間隔で切り出す処理が、標本化にあたります。
音の波は、そのままでは切れ目のない滑らかな信号です。これを数として扱うには、三つの段を順に通します。はじめの段では、一定の周期で波の高さを切り出しました。この切り出しが標本化と呼ばれる処理です。このとき切り出した値は、まだ元のままの大きさを持ちます。だからアナログ値のまま切り出す、という言い方が当たりました。次の段では、切り出した値を決められた段階に丸めます。連続していた高さが、飛び飛びの数へ置き換わりました。これが量子化と呼ばれる段です。最後の段で、丸めた数を〇と一の並びへ書き換えます。これが符号化で、ここではじめて〇と一の列になりました。逆量子化は、飛び飛びの数から元の大きさへ戻す向きの処理です。三つの段の順を覚えておくと、迷いません。切り出すか、丸めるか、書き換えるか。順に見分けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア逆量子化:飛び飛びの数から元の大きさへ戻す処理です。再生する側で行われました。向きが逆になっています。切り出す段ではありません。周期という言葉も出てこないのです。働く場面が違いました。三つの段のどれにも入りませんでした。
- ウ符号化:丸めた数を〇と一の並びへ書き換えます。三つの段のうち最後にあたりました。ここではじめて〇と一の形になります。波を切り出す段はもっと前です。アナログ値のままという条件にも合いません。順番が後ろすぎます。三つ目の段に置かれます。
- エ量子化:切り出した値を決められた段階に丸めます。二つ目の段にあたりました。連続した高さが飛び飛びの数へ変わります。つまりアナログ値のままではありません。一定の周期で切り出す働きも持たないのです。一つ後ろの段でした。丸める側の処理でした。
この問題の用語
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問24
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