平成26年度 春期 午前 問29
データベース
トランザクションに関する問題
トランザクションが,データベースに対する更新処理を完全に行うか,全く処理しなかったかのように取り消すか,のどちらかの結果になることを保証する特性はどれか。
- ア一貫性(consistency)
- イ原子性(atomicity)
- ウ耐久性(durability)
- エ独立性(isolation)
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✓ これが正解イ原子性(atomicity)
解説
全部やるか一つもやらないかを保つ特性が原子性です。
トランザクションに求められる特性は四つあり、どれも時間のどの場面の話なのかで分かれます。この設問が言っているのは、更新を最後までやり切るか、それとも何も手を付けなかった状態まで戻すか、その二つ以外の結末を作らないということです。途中まで進んだ状態を残さないというこの性質が原子性で、名前はそれ以上分けられないものを指す語から来ています。処理の一部だけが反映されると、帳簿の片側だけが書き換わったような食い違いが残ってしまうので、異常が起きたときには加えた変更を取り消して元へ戻します。四つの特性は、実行の途中の話なのか、処理の前後の整合の話なのか、完了した後の話なのかで見分けると混ざりません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア一貫性(consistency):処理の前と後とでデータに食い違いが生じないことを指す特性です。あらかじめ決めた制約が保たれているかどうかを見るもので、途中で止まった処理をどう始末するかという話ではありません。
- ウ耐久性(durability):いったん完了した処理の結果が、その後に障害が起きても失われないことを指す特性です。記録を残して復元できるようにする話であり、処理を最後まで進めるかどうかとは場面が違います。
- エ独立性(isolation):同時に動いているほかの処理から影響を受けず、また与えないことを指す特性です。複数の処理が並行して走るときの見え方の話で、一つの処理がどんな結末になるかを定めるものではありません。
この問題の用語
- トランザクションデータベースへの一連の処理をひとまとめにした単位のこと。途中で失敗すると開始前の状態へ戻され、中途半端な更新が残りません。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成26年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問29
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 科目A 問7:原子性に関する問題(トランザクション)
- 令和元年度 秋期 午前 問29:ロックが発生しないデータ処理順序(トランザクション)
- 令和元年度 秋期 午前 問28:取ることのない状態遷移(トランザクション)
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