平成26年度 秋期 午前 問62
システム戦略
BPOの説明
BPO を説明したものはどれか。
- ア自社ではサーバを所有せずに,通信事業者などが保有するサーバの処理能力や記憶容量の一部を借りてシステムを運用することである。
- イ自社ではソフトウェアを所有せずに,外部の専門業者が提供するソフトウェアの機能をネットワーク経由で活用することである。
- ウ自社の管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を,業務システムの運用などと一体として外部の専門業者に委託することである。
- エ自社よりも人件費が安い派遣会社の社員を活用することで,ソフトウェア開発の費用を低減させることである。
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✓ これが正解ウ自社の管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を,業務システムの運用などと一体として外部の専門業者に委託することである。
解説
業務そのものを外の会社へ委ねる形です。
BPO は Business Process Outsourcing の頭文字で、業務そのものを外の会社へ委ねるという意味です。判定の軸は、何を外に出しているのかという一点です。外に出しているものが機器であれば機器の借用、ソフトの機能であればソフトの借用、人手だけであれば人材の調達に分かれ、いずれも BPO とは別の型になります。委ねる対象が人のやっている仕事そのものになって初めて、当てはまるといえます。四つの選択肢のうち三つは、自社では所有せずに何かを借りるか、外から人を連れてくるかという形で、あくまで手段や資源の話にとどまっています。正解にあたるのは、社内で回っている業務の流れを、それを支えるシステムの運用とまとめて外の会社に任せるという内容で、業務そのものが外へ移っています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア自社ではサーバを所有せずに,通信事業者な…:自社ではサーバを持たず、通信事業者などが持つ機器の一部を借りて動かすという内容です。借りているのは機器の能力であって、社内で誰かがやっている仕事の中身は自社に残ったままです。
- イ自社ではソフトウェアを所有せずに,外部の…:自社ではソフトを持たず、外の会社が用意した機能を通信を通じて使うという内容です。借りているのはソフトの機能であって、そのソフトを使って行う業務は自社の側で続けられています。
- エ自社よりも人件費が安い派遣会社の社員を活…:人件費の安い派遣会社の社員を活用し、開発の費用を下げるという内容です。連れてきているのは人手であって、業務の責任や流れそのものは自社の中に残っています。
この問題の用語
- BPO本業ではない社内業務を、まとめて外部の専門企業に任せること。アウトソーシングの一つの形で、本業に力を集中できます。
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- 部門組織の中で、仕事の種類や担当ごとに分けられたまとまりです。専門ごとに分ける分け方と、製品や地域ごとに分ける分け方があります。
出典:平成26年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問62
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問15:システム監査人の行為(部門)
- 令和元年度 秋期 午前 問68:プロダクトイノベーションの説明(業務プロセス)
- 平成31年度 春期 午前 問67:コアコンピタンスの説明(業務プロセス)
- 平成30年度 秋期 午前 問62:BPOの説明(BPO)
- 平成22年度 春期 午前 問61:BPOの説明(BPO)
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