2019年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問23
電気工事の施工方法
電磁的不平衡に関する問題
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電磁的不平衡を生じないように,電線を金属管に挿入する方法として,適切なものは。
- イ

- ロ

- ハ

- ニ

答えと解説
✓ これが正解ロ
解説
往きと帰りの電線を同じ金属管にまとめて入れると不平衡を防げます。
交流の電線を金属管に通すとき、行きの電線と帰りの電線を別々の管に入れると、電流のまわりにできる磁束が打ち消し合わず、鉄の管が磁化されて発熱します。これを電磁的不平衡といい、起こさないために、1回路の電線は同じ管にまとめて収めます。同じ管なら、行きと帰りの電流の磁束が打ち消し合い、管は熱を持ちません。
図では、単相2線式の2本の線から電線が2回路に分かれ、金属管ごとに別の負荷につないでいます。各管の中には、両方の線からの電線が1本ずつ入っています。どちらの管にも行きと帰りがそろっているので、不平衡になりません。
他の図は、1つの管に片方の線の電線だけが入る、管によって電線の本数が違うなど、行きと帰りが揃っていません。覚え方は、行きと帰りは同じ管、です。
ほかの選択肢の解説
- イ3φ3W電源の3本の線のうち,左と中の線から出た電線2本を上の金属管に入れ,右の線から出た電線1本を下の金属管に入れて,1つの負荷に接続している:三相3線式で、2本の電線を1つの管に、残り1本を別の管に入れる図です。1つの回路の3本が同じ管にそろっていないので、磁束が打ち消されず、不平衡になります。
- ハ1φ2W電源の左の線から出た電線2本を上の金属管に入れ,右の線から出た電線2本を下の金属管に入れて,金属管を出たところで電線を交差させ,2つの負荷のそれぞれに上と下の金属管から1本ずつ接続している:単相2線式で、左の線の電線2本を上の管、右の線の電線2本を下の管に入れる図です。各管に流れる電流が同じ向きになり、磁束が打ち消されないので、管が発熱します。
- ニ3φ3W電源の3本の線から出た電線を1本ずつ別々の金属管3本に入れて,1つの負荷に接続している:三相3線式で、3本の電線を別々の金属管に1本ずつ入れる図です。どの管にも1本しかなく、電流の磁束が打ち消されないので、電磁的不平衡を生じてしまいます。
出典:2019年度下期第二種電気工事士筆記試験 問23(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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