令和7年度 秋期 午前 問15
ソフトウェア
ジョブBのターンアラウンドタイム
五つのジョブ A 〜 E に対して,ジョブの多重度が 1 で,処理時間順方式のスケジューリングを適用した場合,ジョブ B のターンアラウンドタイムは何秒か。ここで,OS のオーバーヘッドは考慮しないものとする。
〔表:ジョブの到着時刻と処理時間(単位 秒)〕
ジョブ / 到着時刻 / 単独実行時の処理時間 A / 0 / 2 B / 1 / 4 C / 2 / 3 D / 3 / 2 E / 4 / 1
- ア8
- イ9
- ウ10
- エ11
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✓ これが正解エ11
解説
到着済みから短い順に選び B は最後に回ります。
この設問は、五つのジョブに処理時間順方式のスケジューリングを適用したときの、ジョブ B のターンアラウンドタイムを尋ねています。ですから見分けの軸は、その時点で到着済みのジョブのうち処理時間が最も短いものを選ぶという手順を、時刻を追って忠実にたどれているかという一点だけです。時刻 0 では A だけが到着しているので A を実行し、二秒後に終わります。時刻 2 で候補は B と C ですが、処理時間が短い C を先に走らせ、時刻 5 で終わります。時刻 5 では B・D・E がそろっており、最短の E、次に D、最後に B と続きます。B は時刻 8 に走り始め、四秒後の時刻 12 に終わりますので、ターンアラウンドタイムは 12 から到着時刻の 1 を引いた 11 秒となります。したがって答えは 11 です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア8:8 という値は、ジョブ B を C の直後、つまり時刻 5 から時刻 9 まで走らせた場合のターンアラウンドタイムです。時刻 5 の時点では E の 1 秒と D の 2 秒が B の 4 秒より短いので、処理時間順方式では B がこの二つの後に回され、走り始めるのは時刻 8 になります。なお B の実行時間は 4 秒、待ち時間は 7 秒で、どちらも 8 にはなりません。
- イ9:9 という値は、実行順の途中を一段だけ入れ替えた形の答えです。処理時間順方式では、その時点で到着済みかどうかで候補を絞り込む点を厳密に守らないと、この規模のずれが生じます。
- ウ10:10 という値は、時刻 5 で E より先に D を選び、B を時刻 7 から 11 まで走らせた場合の値で、11 から到着時刻の 1 を引くと 10 になります。定義と手順のどちらかで小さなずれを起こすと近い値が出ます。
この問題の用語
- ターンアラウンドタイム要求を出してから、処理結果がすべて出終わるまでの時間です。最初の応答が出始めるまでを指すレスポンスタイムとは別です。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問15
同じ用語が出る問題
- 令和3年度 春期 午前 問16:ターンアラウンドタイムの問題(ターンアラウンドタイム)
- 令和2年度 10月 午前 問32:ターンアラウンドタイムの問題(ターンアラウンドタイム)
- 平成24年度 春期 午前 問18:スループットの説明(ターンアラウンドタイム)
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