令和4年度 春期 午前 問72
企業活動
“かんばん方式”の説明
“かんばん方式”を説明したものはどれか。
- ア各作業の効率を向上させるために,仕様が統一された部品,半製品を調達する。
- イ効率よく部品調達を行うために,関連会社から部品を調達する。
- ウ中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程が必要とする部品を自工程で生産できるように,必要な部品だけを前工程から調達する。
- エより品質が高い部品を調達するために,部品の納入指定業者を複数定め,競争入札で部品を調達する。
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✓ これが正解ウ中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程が必要とする部品を自工程で生産できるように,必要な部品だけを前工程から調達する。
解説
後工程が必要な分だけ前から引き取る方式です。
設問は、四通りの説明の中から、かんばん方式にあたるものを選ばせています。どの説明も部品をどのように調達するかを述べているので、見分けの軸は、その調達の量と時期を何が決めているのか、という一点だけです。かんばん方式では、前の工程が作れるだけ作って次へ押し出すのではなく、後の工程が必要になった分だけを前の工程から引き取ります。その合図を伝える札が、この方式の名前の由来として知られています。正解は、中間在庫を極力減らすために、生産ラインにおいて、後工程が必要とする部品を自工程で生産できるように、必要な部品だけを前工程から調達するという説明です。工程の間に積む量が減れば、資金が寝ないうえに不具合も早く表に出ます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア各作業の効率を向上させるために,仕様が統…:各作業の効率を向上させるために、仕様が統一された部品、半製品を調達するとしています。部品の仕様をそろえておく工夫であって、いつ何個を運ぶかを決める仕掛けの話ではありません。
- イ効率よく部品調達を行うために,関連会社か…:効率よく部品調達を行うために、関連会社から部品を調達するとしています。どこから買うかという相手の選び方を述べたもので、工程の間に積む量をどう抑えるかには触れていません。
- エより品質が高い部品を調達するために,部品…:より品質が高い部品を調達するために、部品の納入指定業者を複数定め、競争入札で部品を調達するとしています。買い方によって品質と価格を競わせる話であり、運ぶ量と時期の決め方とは別の工夫です。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問72
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