令和元年度 秋期 午前 問33
ネットワーク
ARPの説明
TCP/IP ネットワークで使用される ARP の説明として,適切なものはどれか。
- アIP アドレスから MAC アドレスを得るためのプロトコル
- イIP アドレスからホスト名(ドメイン名)を得るためのプロトコル
- ウMAC アドレスから IP アドレスを得るためのプロトコル
- エホスト名(ドメイン名)から IP アドレスを得るためのプロトコル
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✓ これが正解アIP アドレスから MAC アドレスを得るためのプロトコル
解説
IP アドレスから、機器に焼き込まれた MAC アドレスを尋ねます。
つながった機器へ実際に届けるには、二種類のアドレスが必要です。一つは、つないだ先で付け替えられる IP アドレスです。もう一つは、機器そのものに焼き込まれた固有の MAC アドレスになります。送りたい相手の IP アドレスは分かっていても、MAC アドレスまでは分かりません。そこで、同じ区画の全員へ問い合わせを投げます。この IP アドレスの持ち主は MAC アドレスを教えてほしい、と尋ねる形です。当てはまる機器だけが、自分の MAC アドレスを返します。ARP は、この向きの問い合わせを受け持ちます。得た MAC アドレスは控えておき、しばらくは尋ね直さずに使います。逆向き、つまりMAC アドレスから IP アドレスを得る手順は別に用意されています。人が読む名前と IP アドレスを結ぶ手順も、また別のものです。どこからどこへ変換するのか、向きを見れば四つは割れます。与えるものと求めるものを並べて書くと確かです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イIP アドレスからホスト名(ドメイン名)…:IP アドレスから、人が読む名前を得ると述べています。名前と IP アドレスを結ぶ台帳を、逆から引く使い方です。MAC アドレスは出てきません。扱っている二つのものが、どちらも違っています。問い合わせる先も、区画の外にあります。
- ウMAC アドレスから IP アドレスを得…:MAC アドレスから、IP アドレスを得ると述べています。求めるものと与えるものが、ちょうど入れ替わっています。この向きの手順は別の名前で用意されています。向きだけを取り違えた、最も紛らわしい肢です。扱う二つのものは合っています。
- エホスト名(ドメイン名)から IP アドレ…:人が読む名前から、IP アドレスを得ると述べています。回線を使うとき、最初に働くよく知られた手順です。ただし、MAC アドレスには一切触れません。同じ区画の中で完結する話でもありません。離れた場所の台帳へ尋ねに行きます。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- ドメイン名インターネット上の場所を、人が読める形で表した名前。通信するときはIPアドレスに変換してから使われます。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(TCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
- 令和6年度 春期 午前 問79:不正競争行為に該当するもの(ドメイン名)
- 令和6年度 春期 午前 問37:DNSSECで実現できること(ドメイン名)
- 令和5年度 秋期 午前 問38:第三者中継と判断できるログ(ドメイン名)
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