平成21年度 春期 午前 問37
ネットワーク
電子メールを取り出すプロトコル
TCP/IP ネットワーク上で,メールサーバから電子メールを取り出すプロトコルはどれか。
- アPOP3
- イPPP
- ウSMTP
- エUDP
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✓ これが正解アPOP3
解説
サーバに届いた電子メールを取り出す側は POP3 です。
この設問は、電子メールをやりとりする一連のプロトコルの中で、サーバに保管されたメールを利用者側の端末が取り出すために使うのはどれか、という切り分けを問うています。ですから、送信の系列と受信の系列を分けたうえで、受信側の役目を担う名前はどれか、という一点で見分けます。電子メールの世界では、送信の系列と受信の系列に別々のプロトコルが割り当てられており、それぞれ役目が固定されています。送信側は、利用者端末からメールサーバへ、そしてメールサーバ間でのメール転送に使う仕組みが用意され、SMTP と呼ばれています。受信側は、メールサーバに届いて保管されているメールを、利用者の端末側からアクセスして取り出すための仕組みが別に用意されていて、POP3 と呼ばれています。したがって、取り出す側の役目を担う名前として選ぶべきなのは POP3 です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イPPP:PPP と述べています。これは 1 対 1 の物理経路で複数プロトコルの通信を運ぶために使うデータリンク層のプロトコルで、メールの取り出しを担う役目とは扱っている層と用途が違います。
- ウSMTP:SMTP と述べています。これは端末からサーバへ、そしてサーバ間でメールを転送するために使う送信側のプロトコルで、サーバから取り出す役目とは役割の方向が正反対です。
- エUDP:UDP と述べています。これはトランスポート層でコネクションを張らずにデータを送るための仕組みで、電子メールの取り出しそのものを担うプロトコルとは扱っている層が別です。
この問題の用語
- POP3メールを受け取るためのしくみで、端末へ取り込んで読む形です。送信に使うものではなく、送信にはSMTPを使います。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。送信にはSMTP、受信にはPOP3やIMAP4というプロトコルが使われます。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問37
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問45:デジタル署名に関する問題(電子メール)
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(UDP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
- 令和7年度 春期 午前 問33:ウェルノウンポートに関する問題(POP3)
- 令和6年度 秋期 午前 問38:IPアドレス空間に関する問題(SMTP)
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