平成25年度 春期 午前 問25
ヒューマンインタフェース
アクセシビリティに関する問題
Web ページの設計の例のうち,アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
- ア音声を利用者に確実に聞かせるために,Web ページの表示時に音声を自動的に再生する。
- イ体裁の良いレイアウトにするために,表組みを用いる。
- ウ入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
- エハイパリンク先の内容が予測できるように,ハイパリンク画像の alt 属性にリンク先の URL を付記する。
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
解説
色に文字を足すと伝える道が二本になります。
アクセシビリティで効いてくるのは、ある手段が使えない人が来たときに、別の道が残っているかという見方です。入力が必須であることを色の違いだけで示すと、色の見え方に特性のある人や、白黒で印刷した紙、日差しの強い場所では、その情報がまるごと消えてしまいます。色に加えて項目名の隣に文字でも必須と書いておけば、伝える道が二本になり、どちらかがふさがっても届きます。これは特別な配慮というより、情報を一つの手段だけに載せないという設計の原則です。残りの三つは、いずれも良かれと思った工夫が、かえって道を一本に狭めている形になっています。読み上げの邪魔になる、意味のない構造を押しつける、読み上げても内容が分からない、と現れ方は違いますが、どれも代わりの道が残らない点で共通しています。良さそうに見える工夫ほど、その手段が使えない人の側から確かめる必要があります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア音声を利用者に確実に聞かせるために,We…:表示と同時に音が鳴り出すと、画面を読み上げる道具を使っている人には二つの音が重なり、どちらも聞き取れなくなります。音を出せない場所にいる人にも内容が届きません。始めるかどうかは利用者に委ねます。
- イ体裁の良いレイアウトにするために,表組み…:表は、行と列で意味を持つデータを示すための部品です。見た目を整える目的で使うと、読み上げる道具が何行何列の表だと案内してしまい、中身と噛み合わない構造を押しつけることになります。並べ方は様式の指定で行います。
- エハイパリンク先の内容が予測できるように,…:ハイパリンク画像の alt 属性へリンク先の所在を書き写すと、読み上げでは記号と英字が延々と続くだけで、その先に何があるのかが分かりません。ここに書くのは、その画像が果たしている役目です。
この問題の用語
- URLインターネット上の場所を表す住所の文字列です。指したページがサーバに無いときは、404という番号のエラーが返ります。
出典:平成25年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問25
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問41:cookieに関する問題(URL)
- 令和6年度 春期 午前 問37:DNSSECで実現できること(URL)
- 令和5年度 春期 午前 問26(URL)
- 令和4年度 秋期 午前 問35:ポート番号に関する問題(URL)
- 令和3年度 秋期 午前 問44:オープンリダイレクトに関する問題(URL)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)