平成27年度 秋期 午前 問39
セキュリティ
WPA2-PSKの機能
無線 LAN 環境における WPA2-PSK の機能はどれか。
- アアクセスポイントに設定されている SSID を共通鍵とし,通信を暗号化する。
- イアクセスポイントに設定されているのと同じ SSID とパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけを接続させる。
- ウアクセスポイントは,IEEE 802.11ac に準拠している端末だけに接続を許可する。
- エアクセスポイントは,利用者ごとに付与された SSID を確認し,無線 LAN へのアクセス権限を識別する。
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✓ これが正解イアクセスポイントに設定されているのと同じ SSID とパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけを接続させる。
解説
同じ SSID とパスワードの端末だけをつなげます。
設問は、無線 LAN における WPA2-PSK の機能を選ばせています。手掛かりは末尾の三文字で、これをほどくとあらかじめ共有しておく鍵という意味になります。つまり、接続する前に配っておいたパスワードを突き合わせて認証する仕組みです。WPA2 には二つのモードがあり、こちらは認証サーバを立てずに済ませる側で、家庭や小さな事務所で使われます。接続しようとする端末には、アクセスポイントと同じネットワークの名前と、同じパスワードを設定しておきます。両方がそろった端末だけが接続を許され、このパスワードから通信を暗号化する鍵が導かれるので、知らない端末はつなぐことも中身を読むこともできません。ここで押さえておきたいのは、ネットワークの名前とパスワードは役割が違うということです。名前は電波に乗って周囲に流れるもので、秘密ではありません。秘密にできるのはパスワードの方だけで、認証の要になるのもそちらです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアクセスポイントに設定されている SSI…:ネットワークの名前を暗号の鍵として使うと書いていますが、この名前は電波に乗って周囲へ流れるもので、周りから見えるように設定することもできます。秘密にできない値は鍵の役目を果たせません。
- ウアクセスポイントは,IEEE 802.1…:挙げられているのは通信の速さや電波の使い方を定めた規格の名前です。安全を保つための機能ではなく、この方式はそれ以外の規格とも組み合わせて使えるので、接続の可否を分ける条件になりません。
- エアクセスポイントは,利用者ごとに付与され…:ネットワークの名前は、つなぎ先の側に一つ付くものです。利用者ごとに別々の名前を配る仕組みは無く、利用者一人ひとりを見分けて権限を判断するのは、認証サーバを使うもう一方のモードの役目です。
この問題の用語
- WPA2無線LANの通信を暗号化して守るための方式のひとつです。古いWEPより強く、事前共有鍵を十分に長くして使います。
- SSID無線LANの電波につけられた名前で、どの親機につなぐかを選ぶ目印です。端末はこの名前の一覧から、つなぎたいネットワークを選びます。
- 無線LAN電波で機器をつなぐLANで、配線がいらない代わりに電波は建物の外へも届きます。そのため接続の認証と通信の暗号化にWPA2やWPA3を使います。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- アクセスポイント無線の端末を有線のLANにつなぐ中継機です。電波の届く範囲にある複数の端末をまとめて受け持ち、ネットワークへの出入口になります。
- 共通鍵送る側と受け取る側が同じものを持つ鍵。速く処理できる代わりに、相手へどう安全に渡すかが課題になります。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
- パスワード本人だけが知っているという前提で使う合言葉。他人に知られた時点で、本人確認の役目を果たさなくなります。
出典:平成27年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(アクセスポイント)
- 令和5年度 春期 午前 問43:アクセスポイントに関する問題(SSID)
- 令和元年度 秋期 午前 問39:WPA2-PSKの機能(WPA2)
- 平成29年度 春期 午前 問37:認証局の公開鍵を利用して行う動作(共通鍵)
- 平成25年度 春期 午前 問43:無線LANに関する問題(無線LAN)
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