平成26年度 春期 午前 問49
開発技術
リファクタリングの説明
エクストリームプログラミング(XP)におけるリファクタリングの説明はどれか。
- ア外部から見た動作を変えずにプログラムをより良く作り直すこと
- イコーチがチームメンバの意識を高めること
- ウプログラミングとテストを繰り返し行うこと
- エプログラムを作成するよりも先にテストケースを考えること
答えと解説を見る
✓ これが正解ア外部から見た動作を変えずにプログラムをより良く作り直すこと
解説
外から見た動きを変えないのが、この作業の条件です。
設問は、エクストリームプログラミングにおけるリファクタリングの説明を選ばせています。気をつけたいのは、四つの肢がどれも、この進め方の中で実際に行われることを述べている点です。ですから、この進め方と関係があるかどうかで選ぼうとすると四つとも残ってしまいます。効くのは、リファクタリングだけが持つ条件です。それは、外から見た動作を変えない、という一句に尽きます。適切な肢は、外部から見た動作を変えずにプログラムをより良く作り直すこと、というものです。入力と出力は前と同じですから、使う人の側から見れば何も変わりません。変わるのは読みやすさと直しやすさで、後から手を入れるときの費用が下がります。動作が変わっていないことを毎回機械で確かめられるように、自動化したテストを先に用意しておくのが前提です。残る三つは、人に働きかけること、短い周期を繰り返すこと、テストを先に書くことを述べており、どれも動作を変えないという条件を含んでいません。名前が近いかどうかではなく、この条件が書かれているかどうかで切ってください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イコーチがチームメンバの意識を高めること:チームを支える役割の人が、メンバの意識を高めることの説明です。人に働きかける話であって、出来上がったプログラムの内部を作り直すこととは対象そのものが違います。
- ウプログラミングとテストを繰り返し行うこと:短い周期で作ることと試すことを繰り返す、という進め方そのものの説明です。作り直しはその周期の中で行う個別の作業ですから、周期の説明では言い当てたことになりません。
- エプログラムを作成するよりも先にテストケー…:テスト駆動開発の説明で、実装より先にテストを書くという順序が主題です。組にして語られることが多いので紛れますが、動作を保つことを条件にしてはいません。
この問題の用語
- テストケース何をどう試して、どうなれば合格かを一つずつ決めたものです。入力する値や操作の手順と、期待する結果を組にして書きます。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問49
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問54:テスト密度に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 秋期 午前 問49:テスト駆動開発に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 秋期 午前 問48:命令網羅に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 春期 午前 問47:判定条件網羅に関する問題(テストケース)
- 令和3年度 春期 午前 問48:最小のテストケース数(テストケース)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)