平成23年度 特別 午前 問26
ヒューマンインタフェース
アクセシビリティに関する問題
Web ページの設計の例のうち,アクセシビリティを高める観点から適切なものはどれか。
- ア音声を利用者に確実に聞かせるために,表示時に自動的に再生する。
- イ体裁の良いレイアウトにするために,表組みを用いる。
- ウ入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
- エハイパリンク先の内容が予測できるように,ハイパリンク画像の alt 属性にリンク先の URL を付記する。
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✓ これが正解ウ入力が必須な項目は,色で強調するだけでなく,項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
解説
色に加えて文字でも示すと手掛かりが増えます。
アクセシビリティは、使える人の幅を狭めないという考え方です。四つの設計例を読むときは、それで困る人がいないかを一つずつ当てていくと、判断がそろいます。色を変えて目立たせること自体は悪くありませんが、色だけが手掛かりだと、色の違いを見分けにくい人、白黒で印刷した紙、画面を音声で読み上げる環境のいずれにおいても、その情報が消えてしまいます。そこで、色に加えて文字でも示しておけば、色が届かない場合でも同じ内容が伝わります。手掛かりを一つに絞らず、別の感覚や別の形でも受け取れるようにしておく、という設計です。同じ考え方で使える手段には、形を変える、記号を添える、言葉で書き添えるといったものがあります。逆に、ある一つの感覚だけに頼る作りは、その感覚を使いにくい人を締め出します。音だけで伝える、見た目の並びだけで伝える、機械が読み上げても意味にならない文字列で代える、はいずれもその型に当たります。迷ったときは、手掛かりを増やしている側に立つ記述を選ぶと、たいていの場合そろいます。伝え方を一つ足しておくことは、特定の誰かのためだけの配慮ではなく、明るい屋外で画面が見えにくいときのような、誰にでも起こる場面にも効きます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア音声を利用者に確実に聞かせるために,表示…:表示と同時に音声を自動で流す設計です。聞き取れない人には内容が届かず、読み上げの声と重なって、かえって画面の内容が分からなくなります。再生は使う人の操作で始めるのが原則です。
- イ体裁の良いレイアウトにするために,表組み…:見た目を整えるために表組みを用いる設計です。表は本来、行と列の関係を持つデータを表すための道具ですから、飾りとして使うと、読み上げの際に意味のつながらない順序で読まれてしまいます。体裁の指定はスタイルシートで行います。
- エハイパリンク先の内容が予測できるように,…:ハイパリンク画像の alt 属性にリンク先の URL を付記する設計です。alt 属性は画像の代わりに読まれる文字ですが、所在を表す文字列をそのまま読み上げても行き先の中身は伝わりません。ここに書くべきなのは、行った先で何が得られるかです。
この問題の用語
- URLインターネット上の場所を表す住所の文字列です。指したページがサーバに無いときは、404という番号のエラーが返ります。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問26
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問41:cookieに関する問題(URL)
- 令和6年度 春期 午前 問37:DNSSECで実現できること(URL)
- 令和5年度 春期 午前 問26(URL)
- 令和4年度 秋期 午前 問35:ポート番号に関する問題(URL)
- 令和3年度 秋期 午前 問44:オープンリダイレクトに関する問題(URL)
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