平成23年度 特別 午前 問13
コンピュータ構成要素
RAIDに関する問題
RAID 1 〜 5 の各構成は,何に基づいて区別されるか。
- ア構成する磁気ディスク装置のアクセス性能
- イコンピュータ本体とのインタフェースの違い
- ウデータ及び冗長ビットの記録方法と記録位置との組合せ
- エ保証する信頼性の MTBF 値
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✓ これが正解ウデータ及び冗長ビットの記録方法と記録位置との組合せ
解説
データと冗長ビットの記録方法と記録位置の組合せです。
RAIDの番号は、性能や品質の等級ではなく、仕組みの型番だと考えると位置づけがはっきりします。並べた複数の装置に対して、データをどんな単位で分けて置くのか、壊れたときに復元するための冗長な情報をどう作るのか、その冗長な情報をどこに置くのか。この三つの組合せが番号ごとに決められていて、それが番号の違いそのものです。正解の記述は、データ及び冗長ビットの記録方法と記録位置との組合せと述べていて、いま挙げた観点をまとめた言い方になっています。具体的に見ると分かりやすくなります。同じ内容をもう一台にまるごと書き写す作りでは、冗長な情報は複製そのものです。これがミラーリングです。細かい単位に分けて並べ、失われた分を計算で復元できるようにパリティを添える作りもあります。そのパリティを専用の一台にまとめて置くのか、全部の装置に散らして置くのかでも、番号は分かれます。つまり、装置そのものの性質ではなく、置き方の設計で番号が決まります。だからこそ、同じ番号のまま速い装置に取り替えれば速くなりますし、遅い装置に取り替えれば遅くなりますが、番号は変わりません。番号が大きいほど優れているという順序でもなく、それぞれ狙いが違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア構成する磁気ディスク装置のアクセス性能:読み書きの速さは、選んだ置き方と使った装置の組合せから出てくる結果です。同じ置き方のまま装置を速いものに替えれば速くなりますが、それで番号が変わるわけではありません。
- イコンピュータ本体とのインタフェースの違い:本体との接続の規格は、装置の外側のつなぎ方に関する話です。どの接続を選んでも同じ置き方の組合せは実現できますから、番号を分ける物差しにはなりません。
- エ保証する信頼性の MTBF 値:平均故障間隔は信頼性をどう測るかの指標で、置き方の設計とは別の軸にあります。番号ごとにこの値をいくつ以上と保証する決まりがあるわけでもありません。
この問題の用語
- RAID複数台のディスクを組み合わせて1つのように扱う仕組み。1台が壊れてもデータを保てるようにする使い方があります。
- ミラーリング複数台のディスクに同じデータを書き込み、1台が壊れても続けられる方式です。前日の状態へ戻す用途には向かず、バックアップとは目的が違います。
- 磁気ディスクデータを磁気で記録する装置で、ハードディスクなどが当たります。複数台を組み合わせ、故障しても復旧できるようにする使い方があります。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- MTBF平均故障間隔。故障から次の故障までが平均どれくらい持つかを表し、長いほど壊れにくく可用性が上がります。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問13:稼働率に関する問題(MTBF)
- 令和5年度 春期 午前 問14:使用率との組合せ(磁気ディスク)
- 平成26年度 秋期 午前 問12:NASに関する問題(RAID)
- 平成26年度 秋期 午前 問10:シンプロビジョニングの説明(ミラーリング)
- 平成25年度 秋期 午前 問13:RAIDに関する問題(ミラーリング)
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