平成24年度 春期 午前 問10
コンピュータ構成要素
ダイレクトマップ方式の説明
キャッシュメモリにおけるダイレクトマップ方式の説明として,適切なものはどれか。
- アアドレスが連続した二つ以上のメモリブロックを格納するセクタを,キャッシュ内の任意のロケーションに割り当てる。
- イ一つのメモリブロックをキャッシュ内の単一のロケーションに割り当てる。
- ウメモリブロックをキャッシュ内の任意のロケーションに割り当てる。
- エメモリブロックをキャッシュ内の二つ以上の配置可能なロケーションに割り当てる。
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✓ これが正解イ一つのメモリブロックをキャッシュ内の単一のロケーションに割り当てる。
解説
一つのブロックの置き場所が一か所に決まります。
キャッシュメモリの写像方式は、主記憶の一つのブロックをキャッシュのどこに置けるか、その候補がいくつあるかで分かれます。ですから見分けの軸は、置ける場所の数という一点です。ダイレクトマップ方式は、ブロックの番号から計算で置き場所が一つに決まる方式です。たとえば行数が六十四なら、ブロック番号を六十四で割った余りの行に必ず置く、といった決め方になります。候補が一か所しかありませんので、探すときもその一か所を見るだけで済み、回路が簡単で判定も速くなります。反面、計算の結果が同じ場所を指すブロックを交互に使うと、互いに追い出し合って効率が落ちます。並んでいる説明は置ける場所の数が異なる方式を集めたものですので、一つのブロックに対して置き場所が一つに定まると述べているものを選びます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアドレスが連続した二つ以上のメモリブロッ…:連続した複数のブロックをまとめた単位を、空いている場所に割り当てる方式の説明です。置き場所が計算で一つに決まるのではなく、まとめた単位ごとに自由に置く点が異なります。
- ウメモリブロックをキャッシュ内の任意のロケ…:ブロックをキャッシュのどこにでも置ける方式の説明です。候補が全体に広がるため、探すときはすべての場所を同時に照合する回路が必要で、置き場所が一つに定まる方式とは別物です。
- エメモリブロックをキャッシュ内の二つ以上の…:置ける場所の候補が複数ある方式の説明です。候補の中から空いている場所を選べる分だけ追い出し合いは減りますが、候補が一つに絞られているとは述べていません。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:平成24年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問10
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