平成23年度 秋期 午前 問57
システム監査
ソフトウェア資産管理に関する問題
ソフトウェアの資産管理に対する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
- アソフトウェアの提供元の保守サポート体制について考慮しているか。
- イソフトウェアのライセンス証書などのエビデンスが保管されているか。
- ウデータベースの分割などによって障害の局所化が図られているか。
- エ導入時に既存システムとの整合性を評価しているか。
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✓ これが正解イソフトウェアのライセンス証書などのエビデンスが保管されているか。
解説
権利を証拠で示せるかを見ます。
ソフトウェア資産管理が答えるべき問いは三つです。何をどこに何本入れているか、その本数ぶんの使用を認められているか、そしてそれを示せるか。四つの記述のうち、示せるかどうかを見ているのは一つだけで、証書などの裏付けが保管されているかを確かめる、という記述が答えになります。システム監査は、そうなっているという説明ではなく、確かめられる形の裏付けを求める仕事だからです。読み分ける軸は、設問が限定した対象に当たっているか、の一点です。残りの三つはどれも正しい着眼なのですが、見ている対象が資産の管理ではありません。この管理を外すと何が起きるかを考えると、要点がはっきりします。認められた数を超えて使えば権利の侵害になり、賠償や差止め、信用の失墜につながります。逆に、使っていないライセンスを買い続けているのもまた損失です。つまり不足と余りの両方を見るのが、この管理の役目になります。手続きとしては、台帳と実際の機器を突き合わせ、購入の記録と照らし、導入先を実地で確かめます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アソフトウェアの提供元の保守サポート体制に…:買う前の選び方にかかわる着眼です。長く使えるかを見極めるうえでは大切ですが、いま持っている権利を把握して裏付けるという、資産の管理そのものからは外れます。
- ウデータベースの分割などによって障害の局所…:止まりにくさを高める設計の着眼で、日々の運用管理の側に属します。持ち物と認められた数の対応を確かめる手続きとは、見ている対象がそもそも違います。
- エ導入時に既存システムとの整合性を評価して…:入れる段階で既にあるものとかみ合うか、動くかを確かめる着眼です。導入の可否を決める材料であって、使ってよい数と実際の利用が合っているかを問うものではありません。
この問題の用語
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- ライセンスソフトウェアなどを使ってよいと認められた権利や許諾で、台数や期間の条件が付くのがふつうです。ソフトウェアに限ったものをソフトウェアライセンスといいます。
- 資産管理持っている機器やソフトを把握し、記録して管理することです。名称や版、置き場所、ライセンスの数まで押さえ、更新や廃棄に役立てます。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57
同じ用語が出る問題
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