平成23年度 秋期 午前 問16
システム構成要素
チューニングの説明
キャパシティプランニングの活動サイクルは,モニタリング,分析,チューニング,実装から成る。このうち,チューニングを説明したものはどれか。
- アCPU,メモリ,ストレージといったハードウェアの使用率を最適化するために,測定周期や報告時期を計画する。
- イ既存システムのパフォーマンスを基準として,業務負荷予測から将来においてシステムに必要なものと必要となる時期を計画する。
- ウ既存システムのパフォーマンスを最適化するために,変更箇所の検討や変更策を決定する。
- エ新規業務の業務負荷予測の精度を高めるために,既存業務の業務負荷を測定し,傾向を分析する。
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✓ これが正解ウ既存システムのパフォーマンスを最適化するために,変更箇所の検討や変更策を決定する。
解説
チューニングは決める段、実装は入れる段です。
設問がキャパシティプランニングの活動サイクルを四つの段として先に挙げています。ですからこの設問は、四つの記述をその四つの段へ当てはめ直す問いとして読めます。段の中身を順に確かめます。モニタリングは、何をどの周期で測り、いつ報告するかを定めて実際に測る段です。分析は、測った結果から傾向を読み取る段です。チューニングは、分析で見えた課題に対して、どこをどう変えるかを検討して決める段です。実装は、決めた変更を実際に反映する段です。要になるのは、チューニングがまだ手を動かさない段だという点です。決めるところまでがチューニングで、入れるところは次の段になります。当てはめてみると、測り方の計画を述べた記述はモニタリングに、測って傾向を読む記述は分析に当たり、残る一つは将来必要になるものと時期を見積もる話で、四つの段のどれでもなく取り組み全体の計画に当たります。なお最適化という語は複数の記述に現れるので目印になりません。何を目的に、何を決める段かという二点で当て直すと迷いが消えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCPU,メモリ,ストレージといったハード…:ハードウェアの使用率を最適化するために、測定の周期や報告の時期を計画するという記述です。測り方を定める段に当たり、変更の中身を決める段とは扱っているものが違います。
- イ既存システムのパフォーマンスを基準として…:既存の性能を基準として、将来必要になるものと必要になる時期を計画するという記述です。活動サイクルを構成する一つの段ではなく、取り組み全体の見積もりを述べています。
- エ新規業務の業務負荷予測の精度を高めるため…:新規業務の負荷予測の精度を高めるために、既存業務の負荷を測って傾向を読むという記述です。読み解く段に当たり、どこをどう変えるかを決める段の一つ手前で止まっています。
この問題の用語
- モニタリング活動が決めたとおり行われているかを継続して監視すること。システムの稼働や計画の進み具合を見て、異常やずれに早く気づくために行います。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- ストレージデータを保存しておく装置のことで、内蔵のディスクなどを指します。HDDやSSDのほか、ネットワーク越しに使う形のものもあります。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問16
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問59:監査人が行うフォローアップ(モニタリング)
- 令和7年度 春期 午前 問10:オブジェクトストレージの特徴(ストレージ)
- 令和6年度 秋期 午前 問60:フォローアップの説明(モニタリング)
- 令和6年度 秋期 午前 問13:オブジェクトストレージの問題(ストレージ)
- 令和6年度 春期 午前 問59:マネジメントに関する問題(モニタリング)
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