平成21年度 春期 午前 問14
システム構成要素
クライアントサーバシステムのクライアントにおいて,遠隔サーバ内の手続をクライアントにある手続と同様の方法で呼び出すことを可能とした機能はどれか。
- アACID
- イNFS
- ウRPC
- エTCP/IP
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✓ これが正解ウRPC
解説
遠隔の手続を、手元の手続と同じ形で呼び出せる仕組みです。
RPC と呼ばれる遠隔手続呼出しは、ネットワークの向こう側にある手続を、あたかも手元にある手続を呼び出すのと同じ形で書けるようにする仕組みです。呼び出す側と受ける側にそれぞれ橋渡し役を置いて、引数を運搬に適した形へ包み直し、返された値を元の型に戻す働きを裏で肩代わりさせます。書き手から見ると、通信路の詳細を書き分ける必要がなくなり、遠隔の資源を利用するプログラムを、ローカルの関数呼び出しのように組み立てられます。関連する用語には、データベースの取引の性質を表すもの、ネットワーク越しにファイルを共有するもの、通信の階層で信頼性を担う組合せなど、性質の違うものが並びます。設問の主眼は手続の呼び出し方の統一なので、この呼出しの仕組みが当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アACID:データベースの取引が備えるべき性質の頭文字をまとめた語です。原子性、一貫性、独立性、耐久性の 4 つの性格を表す約束で、手続を呼び出す仕組みを指す言葉ではありません。
- イNFS:ネットワーク越しにファイルシステムを共有する仕組みです。ファイルの読み書きの入口をそろえる話で、任意の手続を呼び出す形でそろえる仕組みとは目的が異なります。
- エTCP/IP:通信の階層を分担する代表的な組合せの呼び名です。パケットの届け方と信頼性を担う基盤で、手続の呼び出し方を同じ形にそろえる層の話ではありません。
この問題の用語
- クライアントサーバシステムクライアントとサーバが役割を分けて協調しながら処理を進める分散処理の形です。サーバがサービスを提供し、クライアントがそれを利用します。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問14
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(TCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
- 令和6年度 秋期 午前 問15:MIPSに関する問題(クライアントサーバシステム)
- 令和5年度 春期 午前 問27:ストアドプロシージャに関する問題(クライアントサーバシステム)
- 平成28年度 春期 午前 問12:クライアントサーバシステムの問題(クライアントサーバシステム)
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